2000
- 2000年6 月18 日
スペインのグラナダでパラグライダー2000ハンググライディングワールドカップ,6.25 まで開催。辻強が優勝
- 2000年6 月20 日
運輸省,フェアリンクの航空運送事業申請を許可
- 2000年6 月22 日
米NASAは,火星無人探査機「マーズ・グローバル・サーベイヤー」が撮影した火星表面写真を分析した結果,水の流れた水路や堆積物による三角州と見られる地形が見つかったと発表
- 2000年6 月23 日
エアバス社,超大型旅客機「A3XX」の開発決定
- 2000年6 月29 日
「成田空港圏自治体連絡協議会」は,日米財界人会議が開催される 7.8~12に限り,成田空港のビジネス機発着枠拡大につき,特例として深夜便の発着承認
- 2000年6 月30 日
スカイマーク,伊丹~札幌,伊丹~福岡線を廃止
- 2000年6 月30 日
政府は閣議で,宇宙開発事業団理事長にJR東日本取締役相談役の山之内秀一郎氏を起用。7.10 就任
- 2000年7 月1 日
羽田~伊丹間で日本航空,全日空,エアシステムの3社がシャトル便を運航開始
- 2000年7 月2 日
ツェッペリン伯爵の飛行船初飛行100周年を記念して,伯爵ゆかりの地ドイツのフリードリヒスハーフェンで飛行船「フリードリヒスハーフェン」号が復元。連邦航空局の認可取得後,遊覧飛行に利用
- 2000年7 月4 日
日台協議で,成田空港暫定滑走路の完成時に台湾航空会社が羽田から成田へ移転することに合意
- 2000年7 月4 日
航空自衛隊松島基地所属の「ブルーインパルス」のT-4ジェット練習機2機が墜落し,乗員3名全員が死亡
- 2000年7 月5 日
造船鉄鋼会社で組織する「メガフロート技術研究組合」は,新中央航空のBNアイランダー機などで神奈川県横須賀沖のメガフロート離着陸の実験を実施
- 2000年7 月6 日
日本航空とエアシステムは,空港搭乗ゲートの改札機等の共同開発及び共用化について合意
- 2000年7 月6 日
米NASA,おとめ座にある巨大銀河M87から放たれている光をハッブル宇宙望遠鏡(HST)で撮影し,画像を発表
- 2000年7 月8 日
伊豆三宅島・雄山噴火,8.18 と8.29 大噴火。9.1 全島避難発令
- 2000年7 月12 日
ロシア,国際宇宙ステーション初の居住空間となるサービスモジュール「ズベズダ(星)」を打ち上げ。7.25 ドッキング成功
- 2000年7 月13 日
関西国際空港の空港島で地盤沈下が進む
- 2000年7 月17 日
定期航空協会は,羽田,成田など主要空港における着陸料軽減を求める要望書を運輸大臣に提出
- 2000年7 月17 日
インド東部ビハール州バトナ空港でアライアンス航空ボーイング737が,着陸進入中,滑走路から約2Km手前の住宅地に墜落,乗客乗員計51名と地上の住民4名の計55名が死亡
- 2000年7 月21 日
第26回先進国首脳会議(サミット),九州・沖縄で開催
- 2000年7 月23 日
宇宙科学研究所は,エックス線天文衛星の「あすか」が太陽活動活性化の影響で姿勢を崩し,観測不可能になったことを公表。姿勢回復と観測再開作業を続行
- 2000年7 月24 日
エアバス社は,次期大型旅客機A3XXの初受注で契約締結
- 2000年7 月24 日
英国航空は,自社のコンコルド7 すべての尾翼に亀裂を発見,1機の運航を中止
- 2000年7 月25 日
パリ郊外でエールフランスのコンコルド墜落,乗客乗員109人死亡, 住民4人も巻添え死亡
- 2000年7 月25 日
2000年世界ヘリコプター選手権で,日本チームが金メダル2個,銀メダル1個,銅メダル1個を獲得
- 2000年7 月26 日
宇宙開発事業団,第1回経営改革委員会を開催
- 2000年7 月28 日
「シー・ロウンチ社」,ゼニット3SLロケットでパンナムサット社の「PAS-9」の打ち上げに成功(4回目の打ち上げ)
- 2000年7 月31 日
ロケットシステム社は,ヒューズ・エレクトロニックス社とのH-ⅡAロケットによる20基の打ち上げ契約を全面解約することで,両社合意と発表
- 2000年8 月1 日
日本航空が,関西~キューバのチャーター直行便を初運航
- 2000年8 月1 日
科学技術庁は,国際宇宙ステーションの日本実験棟モジュール(JEM; 「きぼう」)の打ち上げを2002年度から2004年度以降に延期することを決定
- 2000年8 月4 日
科学技術庁,無人宇宙往還技術試験機HOPE-Xの実機製作を凍結する方針を固め,宇宙開発委員会に報告
- 2000年8 月6 日
ロシアの補給船「プログレス」が打ち上げ。8.9 国際宇宙ステーションにドッキングして衣類,食料,コンピュータなどを運搬
- 2000年8 月7 日
フェアリンク,仙台~関西線に第1便を運航。CRJ-100LRで定期運送事業開始
- 2000年8 月8 日
農水省森林総合研究所と科学技術振興事業団の研究チームは,東南アジアで発生した森林火災を人工衛星でとらえて, 東南アジア諸国連合(ASEAN)の消防センターへ通報するシステムを開発し運用を開始
- 2000年8 月9 日
航空3社は,共同出資でインターネット上で国内線航空券を販売する新会社設立
- 2000年8 月14 日
ロシア原港「クルスク」沈没。乗組員118人死亡
- 2000年8 月15 日
日本航空と全日空は,外国航空会社と共同で,国際線航空券その他海外旅行商品をインターネットを通じて販売会社を設立
- 2000年8 月16 日
英民間航空局(CAA)は,英国航空保有のコンコルド7機の耐空証明を停止
仏運輸省の民間航空総局もエールフランス保有のコンコルド5機の耐空証明を停止 - 2000年8 月19 日
中部国際空港の建設始まる
- 2000年8 月21 日
日本オーナーパイロット協会(AOPA-JAPAN)は,自家用小型機11機による新潟~ウラジオストック間往復飛行を予定通り終了
- 2000年8 月23 日
カイロ発マナマ(バーレーン)行ガルフ航空のエアバスA320がバーレーン国際空港への着陸に失敗し,ベルシャ湾に墜落,乗客乗員143人全員が死亡
- 2000年8 月23 日
モトローラ社は,連邦破産法を申請したイリジウム社保有の通信衛星66個を大気圏再突入で廃棄処分することを決定
- 2000年8 月23 日
運輸省は,打ち上げに失敗したMTSAT(1999.11.15)を,次期ロケットH-ⅡAで打ち上げることを決定。但し,H-ⅡAの今後の成り行きによってはアリアンV型使用の可能性も残した
- 2000年8 月26 日
運輸省は,航空事故調査委員会に鉄道事故調査検討会を統合
- 2000年8 月30 日
石川島播磨重工業,三菱商事,三菱総合研究所,有人宇宙システム(JAMSS)の4社は国際宇宙ステーションの商業利用に関する研究会を発足
- 2000年8 月31 日
仏政府の事故調査局は,コンコルド機事故(2000.7.25)の原因はタイヤの破裂が引き金となり出火したとする調査報告書を公表
- 2000年8 月31 日
日本主導の超音速輸送機用エンジンの研究開発プロジェクトが,ICAS(TheInternational Council of the Aeronautical Sciences)総会で,フォン・カルマン賞受賞
- 2000年9 月1 日
改正整備士制度,施行
- 2000年9 月6 日
5月31日英国を出発した女性パイロット,ジェニファー・マーレーが操縦するヘリコプタ ーとコリン・ボーディルの操縦するウルトラライト機がともに世界一周飛行成功
- 2000年9 月6 日
アリアンスペース社,アリアン44P型ロケットで,欧州通信衛星機構 (ユーテルサット)の通信衛星「W1」を打ち上げ
- 2000年9 月7 日
米NASAは,ハッブル宇宙望遠鏡(HST)で撮影した惑星状星雲 「IC418」の写真を公開
- 2000年9 月8 日
スペースシャトル「アトランティス」,建設中の国際宇宙ステーション組立て5回目打ち上げ。9.20 帰還(STS-106;通年99回目;11日19時間10分)
- 2000年9 月20 日
航空3社は,羽田空港及び関西国際空港に3社共同の「シャトル便案内カウンター」開設
- 2000年9 月22 日
「首都圏第三空港検討会」発足
- 2000年9 月23 日
戦時中の日本の航空機用エンジンの一つ,中島航空機が製作した「誉」の設計図面計6枚が,アイ・エイチ・アイ・エアロスペース (元日産自動車宇宙航空事業部)にて発見
- 2000年9 月24 日
金大中大統領は,日韓首脳会談で両国間のシャトル便開設などを含めた航空輸送力 増強を日本に要請
- 2000年9 月25 日
航空自衛隊の次期支援戦闘機F2の量産第1号機,三菱重工業小牧南工場で引渡し
- 2000年9 月25 日
宇宙開発委員会の技術評価部会は,H-ⅡAロケットの1段目エンジン(LE-7A)の液体水素ターボポンプの設計変更が必要との判断。1号機には衛星を搭載せずに打ち上げる方針を固める
- 2000年9 月26 日
東京・台場に2001年開館予定の「日本科学未来館」の初代館長に, 宇宙飛行士・毛利衛就任
- 2000年9 月26 日
防衛庁は,三沢市議会の反発から,25日受領の次期支援戦闘機F2の配備を延期
- 2000年10 月
全日空は,販売契約を結んだ企業別に専用ホームページを開設し,企業向けの直販サービスを強化。当面は国内線のみで,約1,300社を対象に展開
- 2000年10 月1 日
第25回パラシューティング(スタイル&アキュラシー)世界選手権,三重県伊勢志摩地区の三重県営サンアリーナ及び鳥羽中央公園にて開催(~10.16)世界29力国 選手と役員274名参加
- 2000年10 月2 日
防衛庁は,三沢市の理解を得られたため三沢基地にF2を配備
- 2000年10 月4 日
ロシアの宇宙ステーション「ミール」は,莫大な維持費がかかるため2002年2月にも廃棄される見込み
- 2000年10 月6 日
62001年後半放送開始予定のCS(通信衛星)デジタル放送用衛星「N-SAT-110」が,アリアン42Lロケットで打ち上げ。宇宙通信(SCC)と日本サテライトシステムズ(JSAT)が共同運用する
- 2000年10 月9 日
理化学研究所と米仏研究機関が共同開発した天体探査衛星「HETE2」が,米国のペガサスロケットからの空中発射で打ち上げ
- 2000年10 月11 日
日本航空は,国内の旅行会社に支払う国際線の発券手数料を2001.4 から現行の運賃の9%から7%に引下げることを決定
- 2000年10 月11 日
スペースシャトル「ディスカバリー」が,第6回ISS組立ミッションとして打ち上げ。10.13 国際宇宙ステーションとドッキング。10.14 若田光一(MS)がロボットアームを操作して「Z1アトラス」を取り付け。10.16「PMA (与圧結合アダプター)」を取り付け。10.24 帰還(STS-92)
- 2000年10 月12 日
全日空は,初めて客室乗務員に外国人を採用する方針
- 2000年10 月14 日
神田道夫と竹沢広介は,世界で初めて世界9位の高峰ナンガパルバット(8,125メートル)を熱気球で飛び越えることに成功
- 2000年10 月15 日
「MTSAT」の打ち上げ失敗を受け,運輸省と気象庁が費用の一部の支払いを拒んでいるため,宇宙開発事業団は支払を求める民事調停を東京地裁に申し立て
- 2000年10 月16 日
国内航空会社では刃物類の機内持込を全面的に禁止。 全日空機がハイジャックされ機長が刺殺された(1999.7.23)のを受け,小型工具など凶器となり得るものも対象
- 2000年10 月20 日
運輸省は,東京商工会議所大田支部が11月に計画している羽田~グアムの国際線チャーター便を認可。千葉県知事は遺憾のコメント発表
- 2000年10 月24 日
よど号事件の容疑者家族5名が帰国を表明
- 2000年10 月27 日
東京都は,「羽田空港再拡張案」を政府へ提出
- 2000年10 月29 日
政府は,ロシア・サハリン航空のAn24をチャーターし,初めて航空機によるビザ無し渡航を実施
- 2000年10 月29 日
アリアンスペース社,アリアン44LP型ロケットが100回目のアリアン打ち上げを行い,「ヨーロッパ・スター1」を静止軌道へ投入
- 2000年10 月31 日
シンガポール航空のロサンゼルス行B747-400が,台北の中正国際空港で誤って工事中の滑走路に進入し,工事機械などと接触炎上し81名が死亡
- 2000年10 月31 日
国際宇宙ステーションに滞在する第1次搭乗員(Expedition1)として米国人船長とロシア人飛行士2名,ソユーズUロケットで打ち上げ。11.2 居住棟「ズベズダ」にドッキング。3人は117日滞在し,本格的な実験の開始に向けた準備作業を行う
- 2000年11 月
日本郵船は,ドイツの飛行船運航会社,カーゴリフター(ベルリン)と飛行船による重量物の内陸輸送に関する研究開発を開始
- 2000年11 月2 日
日本航空とベトナム航空は共同運航で,成田~ホーチミン線を初開設
- 2000年11 月6 日
関西空港の二期工事計画見直し論が浮上。大蔵大臣は地元自治体や出資企業による追加負担要求
- 2000年11 月7 日
ワールドエアーネットワーク,「㈱エアージャパン」に社名変更 (2000.7.5)して国際定期免許を取得
- 2000年11 月12 日
パラシュート2000ワールドカップ(第3回)が米アリゾナで開催され(~11.12),女子フリースタイルで岡崎菓子が優勝
- 2000年11 月13 日
宇宙開発委員会部会は,国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」の商業利用推進や人文社会科学の研究者への門戸開放などを提言する報告書案提出
- 2000年11 月14 日
2001年1月4日より航空機にTCAS装備が義務。運輸省はYS11型機を例外とし,2003年9月30日まで未装備でも運航を許可,TCADを搭載すれば,更に2006年12月31日まで運航可の告示発表
- 2000年11 月14 日
米NASA,現用スペースシャトルに続く第2世代の宇宙往還機(RLV)の本格開発に取組むことを決定。このRLVは民間企業が商業運用し,2010年までに宇宙輸送サービスを始めるとしている
- 2000年11 月15 日
「高齢者,身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律(交通バリアフリー法)」施行
- 2000年11 月15 日
会計検査院が,自治体管理の21地方空港のうち,9空港で実際の利用者数が建設申請時の需要予測を大幅に下回り,19空港が赤字であると公表
- 2000年11 月16 日
エア・ドゥ,2001年2月から羽田~新千歳間の運賃を2万円に2千円値上げ
- 2000年11 月16 日
ロシアの補給船「プログレス」がソユーズUロケットで打ち上げ。国際宇宙ステーションとドッキング
- 2000年11 月17 日
日本航空,MD11を全機 (10機) 売却すると発表。 同社のマクドネル・ダグラス社製の航空機は無くなる
- 2000年11 月20 日
滋賀県,「びわこ空港」の環境影響評価(アセスメント)年度内着手を断念。空港計画は事実上凍結
- 2000年11 月21 日
アリアンスペース社,アリアン44Lロケットで,カナダ・テレサット社「アニク-F1」衛星の打ち上げに成功。同社は通算100回目,連続59回の打ち上げ成功を記録
- 2000年11 月21 日
ベルー国会,フジモリ大統領を罷免
- 2000年11 月22 日
伊豆諸島の離島を結ぶ「東京愛らんどシャトル」の利用者が10万人を達成
- 2000年11 月22 日
英上院の科学技術委員会は,「エコノミークラス症候群」を招く危険性について調査
- 2000年11 月22 日
中国政府は,有人宇宙船の打ち上げや衛星打ち上げビジネスを明記した「中国宇宙白書」を公表
- 2000年11 月28 日
運輸省運輸政策局による公共事業の見直しに伴い,新石垣空港および福井空港の建設中止
- 2000年11 月29 日
宇宙開発委員会は,H-ⅡAロケット1号機について,1段目エンジン(LE-7A)にトラブルが相次いでいることから,打ち上げを半年延期し,2001年夏とすることを了承