1990
- 1999年3 月22 日
宇宙開発事業団は,インドネシア国立航空宇宙研究所(LAPAN)と,インドネシアにおける日本の地球観測衛星データの利用する共同プロジェクトを3年間の予定で開始。日本の地球観測データを,将来のインドネシアにおける (1)稲作地図の作成と他穀物の識別および面積評価 (2)稲作の発育モニタリング (3)稲作収量予測,(4)病虫被害抽出と把握など,に活用促進するもの
- 1999年3 月23 日
北朝鮮不審船に,海上自衛隊初の海上警備行動
- 1999年3 月24 日
宇宙科学研究所,我が国初の再使用型垂直離着陸ロケット実験機のテストを能代口ケット実験場で実施。高度70m,約3秒間の浮上に成功。実験機は全長約3m,重さ310kgで液酸,液水エンジンを使用。3.26 2回目テストで最高4mまで浮揚し,所期の目的達成
- 1999年3 月25 日
北太平洋条約機構(NATO),ユーゴスラビア空爆
- 1999年3 月28 日
全日空,国際線を禁煙化。これで国内・国際線すべての路線が全席禁煙
- 1999年3 月28 日
ボーイング社などが出資の4ヶ国共同の打ち上げ企業「シー・ロウンチ」社,ハワイ南方赤道直下の海上基地からゼニット3Sロケットで初の打ち上げに成功
- 1999年3 月29 日
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は,超音速輸送機用コンバインドサイクルエンジンの高空性能試験に成功
- 1999年3 月31 日
航空宇宙技術研究所,三菱MH2000ヘリコプターを購入契約
- 1999年4 月1 日
運輸省,航空会社に対してコードシェア便の航空券にチェックイン場所を明確にする文 書を貼付するよう通達
- 1999年4 月1 日
運輸省,二種空港と三種空港の着陸料と航行援助料を1/3引下げ。南紀白浜,出雲,石見空港は8月1日から
- 1999年4 月1 日
日本航空,国際線を禁煙化。これで国内・国際線すべての路線が全席禁煙
- 1999年4 月1 日
川鉄商事と野崎産業合併
- 1999年4 月1 日
ブラット・アンド・ホイットニー社は,中国で合弁企業の落成式。合弁企業は,ブラット・アンド・ホイットニー社向けに精密合金板およびコンポーネントを製造する予定
- 1999年4 月1 日
静岡県西部で1年間救急ヘリ実験開始
- 1999年4 月1 日
内閣官房に「情報収集衛星推進委員会」を設置
- 1999年4 月2 日
運輸省,ICAO会議で日本の管制情報処理システムのY2K対策は模擬テストを含めて修正完了したことを報告
- 1999年4 月6 日
エアシステム,成田~西安線を開設。週3往復で,ハーレクインエアの機材・乗員によるウェットリースで運航
- 1999年4 月11 日
第14回統一地方選で,東京都知事に石原慎太郎, 大阪府知事に横山ノック(再任)
- 1999年4 月13 日
全日空,成田~シカゴ線をB747-400で開設。客室仕様を特化し,シカゴ・スタイルのバーカウンターなど設置
- 1999年4 月14 日
成田空港の用地買収が進展,残り未買収地は5.7ha
- 1999年4 月15 日
エアバス社,A320ファミリー1,000機目を納入
- 1999年4 月15 日
米NASA,デルタ2ロケットで極軌道リモートセンシング衛星「ランドサット-7」を打ち上げ
- 1999年4 月16 日
宇宙開発事業団は, 取引先企業の日本電気,日本航空電子工業,東洋通信機に対して,過払い額を返却請求
- 1999年4 月20 日
川崎重工,世界初の民間用ティルトローター機ベル・アグスタ609 (BA609)プログラムに参加。BA609プログラムに日本の航空機メーカーが参加するのは初めて
- 1999年4 月20 日
エアバス社,A318を生産開始
- 1999年4 月23 日
成田空港の利用者,2年連続で減少。2年連続の減少は初めて
- 1999年4 月24 日
スカイマーク,伊丹~札幌,伊丹~福岡線をB767で開設
- 1999年4 月24 日
宇宙開発事業団,国際宇宙ステーション(ISS)での日本の実験棟 「JEM」の愛称を「きぼう」(英文で「KIBO」)に決定
- 1999年4 月28 日
全日空は,国内線全機に「機内用車いす」を装備すると発表
- 1999年4 月30 日
BAe(ブリティッシュ・エアロスペース),サーブ社の株式35%(約4億4,980万ドル)を取得
- 1999年4 月30 日
運輸省は,「特定離島航空路線維持対策費補助」の路線選定要件決定
- 1999年4 月30 日
米空軍,軍事衛星「ミルスター」の打ち上げに,1998年8月以来3回連続失敗
- 1999年5 月4 日
B777-300,日本の型式証明と180分の「双発機の運航における航続距離延長(ETOPS)」認可を同時取得
- 1999年5 月4 日
デルタ3ロケット2号機,通信衛星「オライオン3」の軌道投入に失敗。1998年8月のデルタ3ロケット1号機の打ち上失敗に続くもの
- 1999年5 月6 日
エア・ドゥは,北海道と関東地区の郵便局貯金口座振替で航空運賃支払いサービスを開始。郵便局との提携は航空会社としては初めて
- 1999年5 月10 日
運輸省,成田の平行滑走路2000年完成を正式断念
- 1999年5 月10 日
関西国際空港の利用者が開港以来初めての減少
- 1999年5 月10 日
全日空は,小学生を対象に公募していた「ANAポケモンジェット'99」の機体デザインを発表
- 1999年5 月11 日
航空自衛隊の中距離空対空ミサイル,XAAM-4の実用試験で,F-15Jを用いた第1回目の発射試験成功
- 1999年5 月13 日
科学技術庁・宇宙開発基本問題懇談会は,宇宙開発委員会に報告書を提出。1994年のきく6号(ETS-Ⅵ)の事故以来,みどり(ADEOS),きく7号(ETS-Ⅵ),H-Ⅱロケット5号機と一連の事故発生について,本質的・構造的な問題点解明を目指す内容
- 1999年5 月14 日
米海兵隊向けMV-22B“オスプレイ”ティルトローター機の最初の量産分,360機のうちの初号機がロールアウト。MV-22はベル社とボーイング社が共同で開発を進めてきた垂直離着陸機(VTOL)
- 1999年5 月17 日
ゼネラルダイナミクス(GD)社は,ガルフストリーム買収で約6年ぶりに航空機業界復帰
- 1999年5 月18 日
エアバス社,通算2,000機目を納入。設立から30年目の快挙。2,000号機はルフトハンザ航空向けのA340-300
- 1999年5 月19 日
運輸省,上空通過料の徴収額を決定
- 1999年5 月19 日
B737の総受注機数が4,000機に。4,000機目はデルタ航空が発注したB737-800型機
- 1999年5 月20 日
成田空港の早期完成を求める地元有志,26万人分の署名を運輸大臣に提出
- 1999年5 月21 日
日本ビジネス機協会と全米ビジネス航空協会から,成田空港の暫定滑走路決定でスロット拡大の意見書提出
- 1999年5 月21 日
運輸省,成田空港平行滑走路問題で,2,180mの暫定滑走路建設を正式決定
- 1999年5 月24 日
新しい日米防衛協力のための指針(ガイドライン) 関連法成立
- 1999年5 月24 日
定期航空協会は,4.28 国会提出の「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」関連法案に基づく政府の協力要請に対し,「周辺事態法に対する当協会の基本的な考え方」をとりまとめ
- 1999年5 月27 日
E767AWACS国内で初飛行
- 1999年5 月27 日
スペースシャトル「ディスカバリー」,建設中の国際宇宙ステーション「ザーリャ」と「ユニティ」統合体に物資を運ぶため打ち上げ。6.6 帰還(STS-96;9日19時間14分)
- 1999年5 月28 日
H-Ⅱロケット5号機,静止軌道に投入できなかった通信放送技術衛星(COMET)「かけはし」(1998.2.21 打ち上げ)の性能を予定外の軌道修正により確認
- 1999年5 月29 日
ICAO,航空事故における責任限度額撤廃など新ワルソー条約を採択
- 1999年6 月
ロールス・ロイス社,トレント500の試運転に成功
- 1999年6 月1 日
ロシア宇宙局(RSA),2000年2~3月までに資金提供なければ「ミール」を2000年初頭に大気圏再突入と発表
- 1999年6 月3 日
ボーイング社,MD11型機の生産終了を決定。同型機の最後の納入は2000年2月の予定
- 1999年6 月8 日
エアシステム,ノースウエスト航空とコードシェア提携
- 1999年6 月9 日
ボーイング社がベルにMD500・600部門を売却する件,凍結
- 1999年6 月10 日
B717-200がロールアウト
- 1999年6 月14 日
ダイムラー・クライスラー社(Dasa)とスペインのCASA社は,合併MOU(了解覚書)締結
- 1999年6 月15 日
全日空,B777-200ERを4機導入へ。B747-400型機に匹敵する航続距離を持つ最新鋭双発ジェット旅客機
- 1999年6 月21 日
全日空は,「ANAポケモンジェット'99」の機体デザインを塗装した1号機(B747-400)を,伊丹~羽田線に就航。2号機,3号機(ともにB767-300)も順次国内線に就航
- 1999年6 月22 日
運輸省,神戸空港建設のための公有水面埋め立てについて認可。神戸空港着工へ
- 1999年6 月25 日
成田空港は,国際民間航空機関(ICAO)発表の1997年度世界の空港発着回数で世界第20位に後退。国際線旅客数は7位から8位に下がり,貨物取扱量は前年通り2位
- 1999年7 月1 日
スカイマーク,羽田~福岡線の運賃値上げへ。13,700円から16,000円に
- 1999年7 月2 日
ジャムコ,ラバトリー生産でボーイング社と長期契約
- 1999年7 月8 日
川崎重工,OH-1量産初号機の初飛行に成功
- 1999年7 月13 日
日本政府,米軍岩国飛行場から民間チャーター便発着を了承。岩国商工会議所が企画,1999.9.30 にチャーター便を岩国飛行場から飛ばす計画。岩国からの民間チャーター便は3度目
- 1999年7 月16 日
ロッキード・マーチン社,グラマン社の吸収合併を断念
- 1999年7 月21 日
スイスのピラタス・エアクラフト社,同社関連子会社の英国ピラタス・ブリテンノーマン社を売却。これによって社名がオリジナルの「ブリテン・ノーマン」に戻る
- 1999年7 月23 日
全日空羽田発千歳行きB747-400型機がハイジャックされる。長島直之機長は犯人に刺されて,羽田着陸後に死亡
- 1999年7 月23 日
スペースシャトル「コロンビア」,大型X線天文衛星「チャンドラ」 等と史上初の女性船長アイリーン・コリンズら5名を乗せて打ち上げ。7.27 帰還(STS-93;4日22時間50分)
- 1999年7 月30 日
JAZ,「㈱JALウェイズ」に社名変更(1999.6.25)して国際定期免許を取得
- 1999年7 月30 日
米NASA月探査機「ルナー・プロスペクタ」 (1998.1.6 打ち上げ),月の南極付近のクレータに意図的に衝突させ,氷の存在など発見してミッション成功裡に終了
- 1999年8 月7 日
関西国際空港に2本目の滑走路を建設する二期事業の起工式
- 1999年8 月8 日
パンアジア,新社名を「スカイネットアジア航空」に改名
- 1999年8 月8 日
トランスオーシャン航空,YS11後にB737-200と-400導入を決定
- 1999年8 月9 日
国旗,国歌法成立
- 1999年8 月10 日
防衛庁,F-2支援戦闘機の開発終了を2000.3まで再延長すると発表
- 1999年8 月13 日
防衛庁,T-3後継機は「総合評価競争入札」で購入へ
- 1999年8 月18 日
次世代B737-600,米FAAの型式証明を取得
- 1999年8 月22 日
第10回世界ヘリコプター選手権の種目別競技で日本チームが金メダル。 ドイツ・ミュンヘン郊外のノードリンゲン飛行場で開催
- 1999年8 月24 日
エアーニッポン,YS後にDHC-8-300を選定
- 1999年8 月26 日
航空大学校,22年ぶり定員削減へ。独立法人化を前にスリム化
- 1999年8 月26 日
B767-400ERがロールアウト
- 1999年8 月27 日
航空幕僚監部,富士重工と丸紅から提出のT-3後継機種についての選定の結果,富士重工のT-3型を採用決定
- 1999年9 月1 日
B717-200,米FAAと欧州JAA両機関共通の型式証明を取得
- 1999年9 月3 日
エアバス社は,中国航空工業総公司(AVIC)とアレニア,シンガポール・テクノロジーとの100席クラス機「AE100共同開発」を断念
- 1999年9 月7 日
次世代B737型の受注が1,000機を突破
- 1999年9 月13 日
航空3社がコンピューター2000年問題の,いわゆるY2K安全確認のためデモフライト実施
- 1999年9 月17 日
フェアリンク,機材にCRJを選定,整備委託先はジャムコを内定
- 1999年9 月17 日
次世代B737ファミリー,米FAAから180分の航続距離延長双発運航 (ETOPS)認可取得
- 1999年9 月24 日
三菱MH2000ヘリ,TA級型式証明取得
- 1999年9 月24 日
地上1mの分解能をもつ米スペースイメージ社の「イコノス2号」衛星,「アシーナ2」ロケットで打ち上げ初成功。10.12 三菱商事は,「イコノス2号」の高精度デジタル画像を12月から国内販売と発表
- 1999年9 月27 日
エアフライトジャパンとJALフライトアカデミー,2000.4 をめどに合併することで合意
- 1999年9 月30 日
茨城県東海村で, 国内初の臨界事故
- 1999年10 月
世界人口,60億人突破
- 1999年10 月1 日
岡山県と神奈川県で救急ヘリの実験運航
- 1999年10 月7 日
川崎重工は,ブラジルのエンブラエル社が開発中のリージョナルジェット旅客機,ERJ-170の主翼コンポーネントの開発および製造に参画することで正式契約