空を愛する女性設計士
飛行機が安全に飛ぶために、欠かせない存在であるエンジニア。私達の目に見えない所で多くのエンジニアの方が、飛行機の安全性を確保する為に重要な仕事をしています。その中で、女性エンジニアの方にお話を聞いて見ましょう。
仕事の内容を教えてください。
民間機の構造設計をしています。主に、ボンバルディア社のGlobal Express CRJ700,900、Challenger300、Dash8の強度解析を担当しています。開発時の強度保証だけではなく、安全な飛行を保証する為のメンテナンスとして、適切な点検間隔、検査方法を決めたり損傷に対する修理方法を決めたりもします。飛行機の安全性を確保する為の大変重要な仕事をしています。
エンジニアになったきっかけはなんですか?
飛行機が好きだからです。飛んでいる姿もかっこいいし、飛行機に乗って空を飛ぶあの快感もたまりません。何とか飛行機の仕事に就きたいと思いまして、理数系が得意なことからエンジニアになりました。
仕事をするうえで、こころがけていることはなんですか?
誰もが納得する結果を出すことです。
どんな時にやりがいや喜びを感じますか?
自分が設計しメンテナンス方法を決めた飛行機が、実際に飛んでいる姿を目にした時がとても感動的でした。それと、誰もが納得し満足してもらえる解を得た時です。
逆に一番辛かったことはなんですか?
自分達の設計した飛行機に不具合が見つかり、改修しなければいけないとわかった時です。
どうしたら飛行機のエンジニアになれますか?
大学の航空学科に入り、飛行機メーカーに就職することです。(しかし、私の場合は大学で数学科を専攻していましたので、そのような特例もあります。)
座右の銘や趣味などあれば教えていただけますか?
座右の銘は、『自然の物理には誰も逆らうことはできない』です。趣味は、登山、絵画、スキー旅行です。
最後に小中高生へメッセージをお願いします。
自分の本当にやりたいことを見つけてください。