2000
- 2003年6 月2 日
需要の低迷から休止していたフィンランド航空の関西=ヘルシンキ線が3年ぶり再開され、2日午前、多くの観光客やビジネスマンを乗せて再開第1便が関西空港から飛び立 った。
- 2003年6 月2 日
欧州宇宙機関(ESA)の火星探査機「マーズ・エクスプレス」を載せたロシアのソユーズ ロケットが2日夜、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。
- 2003年6 月3 日
ライアンエアの03年3月通年の売上は前期より35%の増の8億4,200万ユーロ、税引き 後損益は同59%の増の2億3,900万ユーロ。最高益を更新、利益額で欧州航空業界のトップに立った。同社のマイケル・オライリー社長は今後3年で輸送旅客数を年間3,000万人超とし、国際線の旅客数でもブリティッシュ・エアウェイズなどを抜き、欧州最大に なると宣言した。
- 2003年6 月3 日
シンガポール航空は新型肺炎の影響で5月8日から運休している福岡=シンガポール線を、今月17日から再開すると発表した。成田、関西国際、名古屋路線の運休・減便措置も今月中旬から順次、解除する。
- 2003年6 月3 日
台北発香港行きの中華航空B747が昨年5月に台湾海峡の澎湖諸島付近で墜落した 事故について、台湾の行政院(内閣)飛行安全委員会は「原因は空中分解である」と確定した。
- 2003年6 月3 日
ブリヂストンはエアバス社(フランス)が開発・製造している超大型機A380専用のタイヤを納入すると発表した。
- 2003年6 月4 日
ポーランドの初等ジェット練習機EM-10ビエリクが初飛行。
- 2003年6 月5 日
厚生労働省、02年の出生率が01年の1.33を更新し、1.32の戦後最低を記録したと発表。
- 2003年6 月5 日
ボンバルディアの新型ビジネスジェット機チャレンジャー300、FAAの型式証明を取得。
- 2003年6 月6 日
全日空は全社員を対象とした無給休暇制度を8月から始めると発表した。有給ではなく、無給の休暇制度は初めて。
- 2003年6 月7 日
羽田空港(東京)と金浦空港 (ソウル)間で「航空便の早期運航を推進する」ことが7日日韓首脳会談の共同声明に盛り込まれたことで、国土交通省は1日最大4往復のチ ャーター便を「シャトル便」として両空港間で運航する検討を始めた。
- 2003年6 月7 日
日本航空㈱ボーイングB767-300型JA8980が8時30分ごろ福岡空港を離陸のため地上走行中、滑走路の手前、誘導路で停止した際、客室乗務員4人が転倒、負傷し た。
- 2003年6 月8 日
国際宇宙ステーション(ISS)に物資を送るロシアの無人ブログレス補給船がモスクワ時間午後2時34分、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。ソユー ズロケットにより発射したプログレス補給船は、11日にISSにドッキングする予定。
- 2003年6 月8 日
8日付の英日曜紙サンデー・テレグラフによると、欧州最大の防衛機器メーカー、英国のBAEシステムズは、米大手防衛機器メーカー、ボーイングかロッキード・マーチンの いずれかと年内にも合併する計画だと英政府に伝えた。BAEのエバンズ会長はボーイングとの合併を望んでいるという。
- 2003年6 月10 日
ジェットブルー・エアウェイズはブラジルのエンブラエル社にEmbraer190型機を100機、約30億ドル相当を確定発注、別途100機分をオプション契約したと発表した。ジェットブ ルーは4月、エアバス社に対してA320型65機、約40億ドル相当を確定発注、50機分をオプション契約している。
- 2003年6 月10 日
NASAは午後(日本時間11日未明)、フロリダ州ケープカナベラルの基地から火星に向けて、小型探査車「マーズ・エクスプロレーション・ローバー」の1号機をデルタ2型ロケ ットで打ち上げた。火星周回軌道上を回る無人探査機が送ってきたデータで、氷が地 下に蓄えられているとみられる場所を中心に、水の存在と生命の痕跡を探る。
- 2003年6 月10 日
米防衛大手ロッキード・マーチンは米空軍からの約20億ドルの契約受注をめぐり、同社の内部情報をライバルの米航空機大手ボーイングが使用したとして、ボーイングおよびボーイングの元従業員3人に対し訴訟を起こしたと発表した。
- 2003年6 月10 日
航空自衛隊長崎・福江島に総合訓練場が開所した。
- 2003年6 月11 日
石破防衛長官は防衛庁でシュナイダー米国防長官顧問と会談し、航空自衛隊の対空誘導弾(PAC2)の次世代型であるPAC3について、「自衛隊全体の装備のあり方も含め、検討したい」と述べ、04年度に米国からの導入を検討していることを明らかにした。
- 2003年6 月11 日
ロールス・ロイスは川崎重工業が、同社が開発中のA380型機向けエンジントレント900の中圧圧縮機のケースを供給することを明らかにした。トレント900には川崎重工業の他、石川島播磨重工業も低圧タービン翼を供給することが決まっている。
- 2003年6 月12 日
長崎県議会の離島・半島地域振興特別委員会が開かれ、長崎=対馬間の航空路線のエアーニッポン(ANK)が8月末で撤退し、県が11%出資するオリエンタル・エア・ブリ ッジ(ORC)が引き継ぐことが議論された。
- 2003年6 月12 日
韓国公正取引委員会は大韓航空とアシアナ航空に対し、マイレージ・サービスの遡及的変更を行わないよう命令を出した。公正取引委員会によると02年末現在で、大韓航空がマイレージ・サービスの累積負担は、2兆3千億ウォン(約2,300億円)、アシアナ航空は9,765億ウォン(約962億円)だとしている。
- 2003年6 月12 日
エールフランスは、6月12日に、コンコルドF-BVFA機を米国ワシントンDCにあるスミソニアン航空宇宙博物館へ、続く6月14日には、 「シエラ・デルタ」の愛称で親しまれたF- BTSD機をルブールジェ航空宇宙博物館へ寄贈する。
- 2003年6 月14 日
第45回パリ航空ショーがパリ郊外のルブールジェで始まった。一般公開は15日から22日まで。開会式に出席したフランスのシラク大統領は、今年5月に最後の商業運航を終えたエールフランスの超音速旅客機コンコルドの“引退飛行”を観覧、拍手を送った。
- 2003年6 月14 日
羽田空港に4本目の滑走路を新設する再拡張事業で、国土交通省は現在、羽田空港 への離着陸機の大部分は千葉県上空を通過しているが、新たに渋谷区上空と江戸川区上空に2つのルートを設定する方針を固めた。
- 2003年6 月14 日
ブラジル、エンブラエル社のリージョナル・ジェット、エンブラエル175が初飛行。
- 2003年6 月14 日
スカイネットアジア航空の就航後初となる03年3月期決算で、純損益は18億円の赤字 となり、累積損失額は30億円。03年3月期中に計4回の第3者割当増資を実施したが、なお11億円の債務超過となった。
- 2003年6 月14 日
日本航空宇宙工業会がまとめた03年度の航空機生産・輸出・受注額見通しによると、生産額は前年度比6.4%減の8593億円、受注額が同3.9%増の9321億円となった。
- 2003年6 月15 日
ボーイング社は、計画中の次世代中型旅客機7E7型機の主翼を、三菱重工業と共同開発、製造することで両社は基本合意した
- 2003年6 月15 日
エアバス社のノエル・フォジャード会長はエミレーツ航空がA380型21機、A340-500型もしくは同-600型20機を確定発注したと発表した。
- 2003年6 月16 日
北海道エアシステムは、同社初となる丘珠空港を使用する丘珠=函館、丘珠=釧路線の開設を決め、16日付けで新路線ダイヤを国土交通省に届出を行った。両路線とも8月より運行する。
- 2003年6 月16 日
エミレーツ航空が、B777-300ER型12機を米国の大手航空機リース会社ILFC社より、同型機14機を航空機リース最大手のGECAS社からリースすることを明らかにし た。
同型機には、GE社製のGE90-115B型エンジンが採用されたとしている。 - 2003年6 月16 日
陸上女子マラソンのシドニー五輪金メダリスト、高橋尚子の新しい所属先が、航空会社のスカイネットアジア航空に決定し、16日に発表された。契約期間は05年5月までの2年間。(毎日新聞)
- 2003年6 月17 日
米United Airlinesと米Verizon Airfonel米一般航空会社として初めて、Unitedの米国内線全便で双方向の電子メールサービスを提供すると発表した。
- 2003年6 月17 日
ボーイング社は大韓航空とB747-400ER型貨物専用型2機とB777型7機を含む新規機材9機、15億ドル相当分の発注に関する覚書結んだことを明らかにした。
- 2003年6 月18 日
石川島播磨重工業の子会社・石川島精密鋳造(ICC)が、06年度末までに田無、瑞穂(ともに東京)両工場の生産機能を、福島県の相馬中核工業団地にある相馬工場に統合する計画を進めている。
- 2003年6 月18 日
エアバスのノエル・フォルジャールCEOはパリで開催中のエアショーで超大型機A380型機の新たなカスタマーとして大韓航空(KAL)が確定5機、オプション3機の合計8機を発注したことを明らかにした。
- 2003年6 月18 日
世界保健機関は新型肺炎について「世界規模の感染拡大は明確な抑制方向に向かいつつある」と発表、事実上の「制圧宣言」を出した。
- 2003年6 月18 日
米国防総省は、ミサイル防衛網(MD)の一部となるイージス艦からの海上発射型迎撃ミサイルの通算四回目の発射実験をハワイ沖で実施したが、迎撃に失敗した。海上発射型の迎撃実験に失敗したのは今回が初めて。
- 2003年6 月18 日
米航空宇宙局は日本から輸送された国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」の船内実験室を、フロリダ州のケネディ宇宙センターで報道陣に公開した。
- 2003年6 月18 日
ロシアの航空宇宙当局と、米国の民間宇宙旅行会社スペース・アドベンチャーズ社が、05年初頭に新たに2人の観光客に宇宙旅行をさせる計画を発表した。同社は過去 にも2人を宇宙軌道上の観光に送り出しており、今回の旅行は8−10日で、費用も前回とほぼ同額の2000万ドル、国際宇宙ステーション(ISS)に6日間滞在するというもの。
- 2003年6 月19 日
カタール航空はパリ・エアーショー会場でA330型14機(GE社製エンジン搭載)、A340-660型2機(RR社製エンジン搭載)、A321型2機の18機を確定発注、別途14機をオプシ ョン契約したことを明らかにした。
- 2003年6 月20 日
全日空は米PROS社(本社ヒューストン)の収入最大化システムにより、今年11月の搭乗分から、コンピューターの支援を受けながら航空座席の販売時期と価格を最適化し、勘に頼る部分が多かった旧来の業務プロセスを国内の地方営業を含めて改める。システム投資は約13億円。今年度末までの5カ月間で30億円の増収を目指す。
- 2003年6 月20 日
政府は北朝鮮の弾道ミサイルの脅威に対抗するため、ミサイルを大気圏外で迎撃するイージス艦搭載のスタンダードミサイル(SM3)と、 地上付近で迎撃する最新鋭の地対空誘導弾パトリオット・ミサイル(PAC3)を導入する方針を固めた。
- 2003年6 月20 日
宇宙科学研究所は午前、日本初の火星探査機「のぞみ」について、 地球の重力を利用して進路を変える「スイングバイ」に成功したと発表した。のぞみは火星に向かう最終軌道に乗り、年内にも火星の周回軌道に投入される。
- 2003年6 月23 日
香港は世界保健機関により新型肺炎の感染地域指定を解除され、繁華街に獅子舞や サンバの踊り子が登場するなど祝賀ムードに包まれた。
- 2003年6 月23 日
ロシア航空宇宙局は今月2日に打ち上げられた欧州宇宙機関(ESA)の火星探査機マ ーズ・エクスプレスのコンピューターと着陸探査機ビーグル2の間の通信ができず、ビーグル2を操作できない状態が起きていることを明らかにした。
- 2003年6 月23 日
ブリット・エアーが運航するフランス国内線のナントからブレストへ向かっていたエールフランス便のCRJ100型機が、フランス西部のブレスト近郊に墜落した。乗客・乗員21 人の内、機長が死亡、副操縦士と乗客2人が負傷した。
- 2003年6 月24 日
日本航空システムはニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜選手の顔写真シールをジャンボ機の機体に張った「松井ジェット」を公開した。(毎日新聞東京朝刊)
- 2003年6 月24 日
スイス国際航空は全体の3割に相当する3,000人の人員削減と、運航機材34機を削減し、74機とする合理化計画を明らかにした。
- 2003年6 月24 日
政府はイラク復興支援で自衛隊派遣方針の骨格を固めた。イラク国内への派遣は、陸上、海上、航空の3自衛隊で合計1000人規模とし、このうち陸自部隊は、補給や輸送業務をする部隊と、各これを護衛する部隊で構成する。派遣期間は当面6ヶ月とし、必要に応じて延長する。
- 2003年6 月24 日
米スペースシャトル「コロンビア」 事故調査委員会はワシントンで記者会見し、「打ち上げ直後に外部燃料タンクから落下した断熱材の左翼への衝突が、事故原因として最も有力」との結論を明らかにした。
- 2003年6 月24 日
富士重工業はエアバス社の次世代超大型機A380型機用の初号機用垂直尾翼前縁・ 後縁構造をドイツ・ハンブルグ近郊にあるエアバスのスターデ工場に出荷したと発表した。
- 2003年6 月24 日
貨物専門の航空会社「オレンジカーゴ」は国土交通省大阪航空局に航空運送の事業許可を申請、受理された、と発表した。羽田空港の深夜早朝時間帯を活用して、レイセオン社製1900C型機で10月1日から東京=長崎線、羽田=鹿児島線で各1日1往復の 貨物輸送を開始する計画。 (読売新聞)
- 2003年6 月25 日
午前9時30分ごろ、高知県足摺岬の北東約18キロメートルの洋上で、神戸海上保安部の巡視船「せっつ」搭載のヘリコプタ(乗員5人、ベル212型)が、航空自衛隊第8航空団所属のF1戦闘機4機の編隊と異常接近(ニアミス)したと、海保ヘリの機長から国土交通省に報告があった。
- 2003年6 月25 日
米国と欧州連合(EU)は包括的なオープンスカイ(航空自由化)協定の締結交渉を今 秋から開始することで合意した。
- 2003年6 月25 日
情報通信審議会(総務相の諮問機関)は飛行中の航空機内で高速インターネット接続サービスを実現するため、無線機の仕様など、技術的条件を検討する委員会「航空移動衛星通信システム委員会」を設置したと発表した。情通審は委員会での議論を経て、10月をめどに答申する。
- 2003年6 月25 日
今年度3000人の削減計画を発表しているKLMオランダ航空は1500人の追加削減を検討していることを明らかにした。
- 2003年6 月25 日
JR東海とJR西日本は東海道、山陽新幹線で最速の「のぞみ」に乗れる「のぞみ指定席特急回数券」を7月1日から値下げし、「新幹線回数券」に名称変更すると発表した。東京=大阪間は、航空便で主力の「シャトル往復運賃」より現行の「のぞみ」回数券の方が片道10円高かったが、7月からは逆に750円安くなる。
- 2003年6 月26 日
米航空宇宙局は太陽電池で超高空を飛行する無人飛行機「ヘリオス」が、実験飛行中、ハワイ・カウアイ島の米海軍基地内に墜落したと発表した。
- 2003年6 月27 日
西川一誠福岡県知事は「凍結」となっていた福井空港の拡張整備計画の断念を正式に表明した。
- 2003年6 月27 日
ボーイング社は航空機リース大手のGECAS社が、アラブ首長国連邦ドバイを拠点とするエミレーツ航空向け機材として、B777-300ER型4機を確定発注したことを明らかにした。
- 2003年6 月27 日
国際観光振興会によると5月の出国日本人数(推計値)は、前年同月比55.1%減の57万5000人となった。アジア地域で新型肺炎の感染が拡大したためで、米同時多発テロ事件後の01年11月に記録した同43.8%滅を上回る、過去最大の減少幅を記録した。
- 2003年6 月27 日
日本航空システムは外務省が新型肺炎「重症急性呼吸器症候群」(SARS)の流行に よる北京への渡航延期勧告を解除したことを受け、北京線、上海線など運休・減便している中国向け路線の運航を7月13日以降、順次、当初計画通りに戻すと発表した。
- 2003年6 月27 日
フェアリンクは9月1日から就航する大阪(伊丹)=大分線のダイヤを明らかにした。午前と夕刻に1往復、予約・販売は7月1日、大人普通運賃は1万6000円となる。
- 2003年6 月30 日
全日空は米ボーイング社にB737-700型機を45機発注したと発表した。現在、運航中のB737の次世代型(142席の予定)に当たる機材で、2005年12月から10年ごろまでに、毎年約7機ずつ配備する計画。エンジンはCFMI社製のCFM56-7が装備される。
- 2003年6 月30 日
スカイネットアジア航空は8月1日から新たに熊本=羽田線を就航させる事業計画の変更を国土交通省へ申請した。
- 2003年7 月1 日
スカイネットアジア航空の入社式が宮崎市内で行われ、熊本県を中心に約2500人の 応募者の中から118人が採用された。客室サービス、 カウンター業務、整備などに当たり、熊本空港にはうち40~50人を配置する。同社の社員は計486人となった。
- 2003年7 月1 日
日本航空システムと全日空はイラク戦争や新型肺炎の影響で旅行客が激減、収支が 大幅に悪化する見通しになったため、1日から、国内線普通運賃をともに11%引き上げた。客離れを心配し国内割引運賃の値上げ率については、ともに3%にとどめた。
- 2003年7 月1 日
日本版のスペースシャトル、宇宙往還実験機の飛行試験がスウェーデンの実験場で行われた。無人の実験機はパラシュートが開かず、 高度20キロからの着陸に失敗し、左翼を失うなど大破した。(読売新聞)
- 2003年7 月2 日
深夜早朝の時間帯に羽田空港を発着する国際線チャーター便が8月に132便と過去最高の運航数になることが東京空港事務所のまとめで分かった。年間便数でも、8月までに計437便が発着する見通しで、昨年1年間の471便に迫る勢い。
- 2003年7 月2 日
スカイネットアジア航空が8月の熊本=東京線就航を控え、県市長会(会長、宮崎市長)と県町村会(会長、綾町長)に計3億円の財政支援を要請していることが明らかになった。SNAは02年度決算でも約18億円の損失を出し、累積赤字は30億6300万円。11億5500万円の債務超過に陥っている。
- 2003年7 月2 日
米国フロリダ州オーランドに拠点を置く低コスト航空会社エアートランは1日、ボーイン グ社に対して、B737-700・800型50機とB717-200型10機を確定発注、B737-700-800型50機分をオプション契約したことを明らかにした。
- 2003年7 月2 日
町田直氏(84歳、まちだ・なおし=元運輸事務次官、元日本航空副社長)、脳こうそくの ため死去。
- 2003年7 月2 日
米アメリカン航空は、 7月8日以降、 出発時は飛行機のドアを閉めるまで、到着時は着陸後に飛行機がゲートまで誘導される間、双方向ポケベルや携帯電話などの利用を許可することにした。
- 2003年7 月4 日
「東大阪宇宙開発協同組合」(理事長:青木豊彦・アオキ社長)が、東京大大学院の中須賀真一助教授(航空宇宙工学)の研究グループなどと組み、超小型衛星の開発、実用化に乗り出すことが明らかになった。
- 2003年7 月4 日
イラクへの自衛隊派遣を可能とするイラク復興支援特別措置法案は4日午後の衆院本会議で、自民、公明、保守新の与党3党などの賛成多数で可決、参院に送付され た。7日に参院での審議が始まり、23日にも成立する見通し。(読売新聞)
- 2003年7 月5 日
WHOのブルントラント事務局長は午前9時(日本時間同日午後4時)に記者会見を開 最後まで残っていた台湾のSARSの指定を解除すると発表、終息宣言をした。
- 2003年7 月7 日
石川県能登空港が開港した。石川県では小松に続く2番目の空港となる。能登空港は輪島市など3市町にまたがり、総事業費239億円、86年の立地可能性調査から17年 をかけて建設した。(読売新聞)
- 2003年7 月7 日
空中分解事故で打ち上げが中断した米スペースシャトルの再開飛行に搭乗が予定される宇宙飛行士の野口聡一さん(38)が都内で記者会見し「耐熱タイルや主翼を点検する船外活動を担当することになるだろう」と、飛行では事故再発を防ぐための重要な役割を担う見通しを明らかにした。
- 2003年7 月7 日
コンチネンタル航空は7日から、着陸後、これまではドアが開かれるまで使用が認められていなかった機内での携帯電話の使用を、客室乗務員の指示により、着陸後、直ち に認めることを明らかにした。
- 2003年7 月7 日
米スペースシャトル「コロンビア」の空中分解事故で、NASAの独立事故調査委員会は 外部燃料タンクの断熱材を機体左翼の模型に衝突させる再現実験を、テキサス州の実験施設で行った。左翼には直径約40センチの大きな穴が開き、「断熱材の直撃で左翼が損傷し、高温ガスが流入した」とする仮説が裏付けられた。(毎日新聞)
- 2003年7 月8 日
00年5月に打ち上げられた米スペースシャトル「アトランティス」が大気圏に突入した際、今年2月のコロンビア事故と同じように、左翼にできたすき間から高温ガスが内部に侵入するトラブルが起きていたことがNASAの内部文書で明らかになった。
- 2003年7 月8 日
スーダン・ポートスーダン発同国ハルツーム行きスーダン航空139便ボーイング737-2J8C (ST-AFK)が、ボートスーダンで緊急着陸のための着陸進入中に空港から約5Km地点の原野斜面に墜落した。乗員11名、乗客105名、計116名が死亡し、乗客1名が重傷を負った。
- 2003年7 月8 日
米航空宇宙局(NASA)は米東部時間7日午後11時18分(日本時間8日午後0時18分)、フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から無人火星探査車「マーズ・エクスプロレーション・ローバー」の2号機「オポチュニティー」を搭載したデルタ2ロケットを打ち上げた。(読売新聞)
- 2003年7 月9 日
中部国際空港開港後の名古屋空港の着陸帯(110ヘクタール)とターミナル用地(60へクタール)について、国土交通省が計約1190億円の売却予定価格を愛知県に提示した。これに対し、県の評価額は計約186億円。
- 2003年7 月9 日
JTBは夏休み期間中(7月15日~8月31日)の旅行需要予測をまとめた。 海外旅行人数は183万人と前年比24.7%減る見込み。国内旅行は同1.1%増の7453万人で、国内・ 海外合わせた総旅行人数は同0.3%増の7636万人で、ほぼ前年並みの見込み。
- 2003年7 月10 日
イラク復興支援のため、航空自衛隊のC130輸送機2機が午前、イラクの隣国ヨルダンに向け、愛知・小牧基地を飛び立った。世界食糧計画(WFP)からの要請を受け、国連平和維持活動(PKO)協力法に基づき、物資輸送を担う。(読売新聞)
- 2003年7 月10 日
日航グループは日本航空と日本エアシステムが統合し来年4月に発足する「日本航空 インターナショナル」と「日本航空ジャパン」で、客室乗務員や地上職員ら計約2万6000人が着る新しい制服を発表した。
- 2003年7 月11 日
新東京国際(成田)空港公団を民営化する成田国際空港株式会社法が参院本会議 で、与党などの賛成多数で可決、成立した。同公団は2004年4月から、名称が「成田国空港」に変わるとともに、国が全額出資する新会社に移行する。
- 2003年7 月11 日
午後4時ごろ、航空大学校 (宮崎市赤江)の訓練機 「ビーチクラフト式A36型(JA4166)が「タッチ・アンド・ゴー」の離着陸訓練中、宮崎空港近くの水田に墜落し、搭乗していた 4人のうち、教官1人、学生2人の3人が死亡、学生1人が重傷。
- 2003年7 月11 日
コロンビア事故調査委員会は記者会見で「NASAが想定していたものより2倍近い大きさの断熱材が、打上げ時に外部燃料タンクから脱落、コロンビア左翼前縁部に、直径15-25cmの穴を開け、左翼内部に高温ガスが流入する経路となった」と、事故の原因を公表した。
- 2003年7 月12 日
米海軍が建造した最新原子力空母「ロナルド・レーガン」の就役式典がバージニア州ノーフォークの海軍基地で開かれた。航空機80機、乗組員6000人を擁し、今後、米西海岸のサンディエゴを拠点に任務に就く。
- 2003年7 月12 日
2005年2月の中部国際空港の開港に伴い、小型機中心の県営空港として再出発する 名古屋空港について、愛知県は県や名古屋市、 名古屋鉄道などが出資する第三セクター「名古屋空港ビルディング」に管理運営を委託する方針を固めた。
- 2003年7 月13 日
旧海軍の零式艦上戦闘機(ゼロ戦とみられる右主翼が北海道倶知安町のニセコアンヌプリ(1308メートル)の山頂近くで見つかった。世界で初めて人工雪を作り、「雪博士」として知られる故中谷宇吉郎・北海道大教授が太平洋戦争中に着氷実験に使った機体という。
- 2003年7 月14 日
国連平和維持活動(PKO)協力法に基づき、イラク向けの救援物資を空輸する航空自衛隊のC130輸送機2機がヨルダンの首都アンマンにあるマルカ航空基地に到着した。(読売新聞)
- 2003年7 月14 日
懸案の秋田空港の滑走路(現在2500メートル)延長について、秋田県は県単独事業で 250メートル延長し2750メートルとする方針を決めた。国の補助が見込めないことから、地元の悲願だった3000メートル滑走路は断念し、延長距離を縮めて全国でも異例の県単独事業に踏み切る。
- 2003年7 月14 日
スカイネットアジア航空が8月の羽田=熊本線就航を前に、宮崎県の市長会と町村会に3億円の財政支援を要請していた問題で、市長会は宮崎市で臨時会を開き、賛成多数で財政支援を決定した。
- 2003年7 月15 日
能登空港に隣接する日本航空学園が整備実習のため導入する国産機「YS-11」が同空港に到着した。鹿児島からの「最終フライト」の後、同機を保有する日本エアコミューターから同校に引き渡された。
- 2003年7 月15 日
米航空宇宙局オキーフ長官はスペースシャトルをはじめとするすべてのプロジェクトの安全性をチェックする「工学安全性センター」をバージニア州のラングレー研究セン ター内に新設すると発表した。