2000
- 2004年1 月6 日
徳之島空港で日本エアシステムのMD81の主脚が折れた事故に関連し、別のMD81、1 機でも主脚に小さな亀裂が見つかっていたことが分かった。同社は同型式の主脚を使 っているMD81とMD87系17機の検査を順次進めており、問題がないことを確認するまで飛行を中止する。
- 2004年1 月6 日
アリアンスペース社は、JSAT社からデジタル通信衛星2機の打ち上げを受注したと発表した。現在軌道上にあるN-STARaの交代機となるJCSTA-9衛星と、将来調達する衛星1機で、JCSTA-92005年末にアリアン5ロケットで打ち上げられる予定。JCSTA-9は、米・ロッキード・マーチン社製の通信衛星。
- 2004年1 月7 日
午前10時15分ごろ、飛行中の鹿児島発大阪行き日本エアシステム650便の左エンジンに異常振動が発生。同機は左エンジンを止め、右エンジンだけで鹿児島空港に引き返し緊急着陸した。着陸後の検査で、エンジン内のブレードから亀裂が発見された。
- 2004年1 月7 日
日本航空システムは4月から運航するすべての便名を「JAL」に統一すると発表した。事業会社である日本航空と日本エアシステムが、 国際線の日本航空インターナショナ ルと国内線の日本航空ジャパンに再編されるのに伴うもの。
- 2004年1 月8 日
ロシアと台湾は初の直接航空路を開設することで合意した。ロシアの民間航空会社、トランスアエロが今月18日から週1便、B767型機を使用してモスクワ・台北間を運航する。台湾の中華航空もモスクワ便の運航を計画している。
- 2004年1 月8 日
ボーイング社はカナダのウエスト・ジェット社からB737-700型7機を受注したことを明らかにした。1996年に設立されたウエスト・ジェットは、機材が全てB737型シリーズ機でカナダの低コスト航空会社として27四半期連続で黒字を達成、年率50%で売上を伸ば カナダ全土に路線を拡大している。
- 2004年1 月8 日
ヴァージン・アトランティック航空のブランソン会長はノンストップの単独世界一周飛行に使用する航空機「グローバルフライヤー」を公開した。同機は今年春にも、米国を起点に80時間かけて記録に挑戦する。「グローバルフライヤー」は長さ11.7メートル、翼の長さ35メートルで重さは約10トン。ターボファンエンジンを1基搭載した超軽量機で1人乗り、両翼に大型の燃料タンクが取り付けられている。
- 2004年1 月8 日
国内航空各社は年末年始期間(12月26日-1月7日)の輸送実績をまとめた。国内線の搭乗者数は計約338万人で、前年同期の89.7%と大幅に減少。国際線の搭乗者数も計約35万人で前年の98.3%にとどまった。
- 2004年1 月9 日
リッジ米国土安全保障長官は米国内のテロ危険度を示す警戒レベルを上から2番目「オレンジ」(高度の危険)から3番目の「黄色」(相当の危険)に引き下げた、と発表した。
- 2004年1 月9 日
H2Aロケット6号機の打ち上げ失敗で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は推力を補助する固体ロケットブースターのノズル壁面を構成する炭素繊維強化プラスチックに穴があき、燃焼ガスが漏れたのが原因と特定し同日の宇宙開発委員会に報告した。
- 2004年1 月11 日
山口県阿武郡阿東町で高病原性鳥インフルエンザ国内79年ぶりに発生。
- 2004年1 月11 日
午前10時半ごろ、埼玉県川島町東野の荒川河川敷近くの水田で、タンデムジャンプスカイダイビングをしていた男女2人のバラシュートが開かず地面に激突し、全身打撲で 2人とも死亡した。
- 2004年1 月12 日
ボーイング社が開発を検討している次世代中型旅客機、7E7型機の共同開発計画で、三菱重工業、川崎重工業、富士重工業の参画3社が約2400億円の開発費を負担する見通し。総開発費は約8000億円と見込まれ、共同開発で日本側企業として過去最大の約3割を分担する。
- 2004年1 月13 日
1970年に起きた日航機「よど号」 ハイジャック事件メンバーの子供で、北朝鮮で生まれ育った6人が北京経由の日航機で成田空港に帰国した。写真は帰国後会見するよど号グループの子供らの代表。
- 2004年1 月13 日
富士重工は航空自衛隊のT-1ジェット練習機の定期修理最終号機を納入した。同機は通算586機目の定期修理機にあたる。
- 2004年1 月13 日
ウズベキスタン、タシケント空港でテルメズからタシケントへ向かっていたウズベキスタ ン航空の1154便ヤコブレフ40型機が着陸に失敗、フェンスに激突し炎上、国連開発計画の高官を含む乗客・乗員37人全員が死亡した。
- 2004年1 月14 日
ブッシュ米大統領はワシントンのNASA本部で演説し、月面基地の建設や火星への有 人飛行を視野に入れた新たな宇宙探査船開発計画を発表した。計画は、2008年を目標に新型の宇宙飛行船を開発し、2015年にも月への有人飛行を再開することや、火星の有人探査を行うため、月面に長期滞在型の中継基地を建設することなどが骨子。
- 2004年1 月14 日
台風並みの低気圧が北海道や東北地方の日本海側に大雪をもたらし、北海道や東北の離発着便を中心に計268便が欠航し、約3万8800人に影響した。
- 2004年1 月14 日
スカイネットアジア航空10日付で下田祥司社長が退任し、佐伯好輝取締役空港本部長が社長に昇格したトップ人事を明らかにした。米良充典会長(58)も代表権を持つ。
- 2004年1 月14 日
デルタ航空は2003年通年での同社の業績は、最終損益で7億9千万ドルの赤字で、売上は133億ドルだった。
- 2004年1 月15 日
NASAは午前(日本時間同日午後)、火星に着陸した無人探査車スピリットを、着陸用の台から移動させ、火星の地表に初めて降ろす作業に成功したと発表した。
- 2004年1 月15 日
スカイマークエアラインズは2004年7月中旬より羽田=那覇線(1日2往復)に参入のため、新規優遇枠を使用することを国土交通省に申し出た。
- 2004年1 月15 日
エアバス社は2003年の民間機引き渡し機体数が競争相手のボーイング社(281機)を初めて上回る、305機だったことを明らかにした。金額はカタログ価格で約193億ドル。
2003年の新規受注はエアバス社254機で、ボーイング社240機。 - 2004年1 月15 日
航空機内での喫煙、携帯電話の使用や、乗務員に嫌がらせをするなどの機内迷惑行為に対し、最高50万円の罰金を科す改正航空法が施行された。
- 2004年1 月16 日
ブラジルのリージョナル機メーカーのエンブラエル社は2003年の民間機引き渡し機体数が予定の102に1機届かない101機だったことを明らかにした。
- 2004年1 月18 日
米ノースウエスト航空がNASAに対し、数百万人に上るとみられる乗客の名簿やクレジットカード番号などの情報を極秘に提供していたことが明らかになった。
- 2004年1 月18 日
エールフランスは2003年第3四半期(10~12月期)の業績が最終利益で、前年同期の 200万ユーロから、2,800万ユーロに増益となったことを明らかにした。2003年度通年(3月末)でも最終利益で黒字を見込んでいる。
- 2004年1 月18 日
米国連邦航空局は1996年のトランスワールド航空機墜落事故などを受け、窒素ガスを送り込み燃料タンク内での、燃料の気化防止装置の取り付けを義務付ける命令を年内に出す意向を明らかにした。
- 2004年1 月19 日
アリタリア航空の従業員組合は24時間のストを実施していることで364便が運休、64便がスケジュール変更に追い込まれている。アリタリア航空では会社側が昨年10月、従業員組合側に全体の12%に相当する2,700人の人員削減を含む事業再建計画を示している。
- 2004年1 月20 日
エンブラエル社は型式証明の取得が遅れていたエンブラエル170型機に、米国連邦航空局の型式証明が発行されたことを明らかにした。
- 2004年1 月20 日
日本エアシステムが保有する旅客機MD87とMD81のエンジン部品に破損や亀裂が見つかり、緊急点検が続いているトラブルで、同日中に最大で95便が欠航する見通しを明らかにした。約4,900人に影響が出る見通し。
- 2004年1 月20 日
スカイマークエアラインズの社長に就任する西久保慎一氏は保有航空機を現行の5機から2008年までに12機に増やし、福岡と那覇、2005年度に開港予定の神戸と那覇を結ぶ新規路線を開設する考えを明らかにした。
- 2004年1 月20 日
コンチネンタル航空は2003年通年で、最終損益が前年の4億5100万ドルの赤字から、3800万ドルに黒字化した。
- 2004年1 月21 日
日本エアシステムのMD81、87両型機のエンジン部品に亀裂が見つかった問題で、JASが21日朝までに行った緊急点検の結果、対象の全25機中18機のエンジン部品から同様の亀裂が見つかった。
- 2004年1 月21 日
民事再生法の適応を申請していたレキオス航空(那覇市、知念公男社長)は午前、県庁で記者会見し、那覇地裁から再生手続き開始は「棄却が妥当」と判断されたと発表した。今後、正式に裁判所から通知が届き次第、破産手続きをとる。負債総額は約3億円。
- 2004年1 月21 日
アメリカン航空は2003年通年での業績は最終損益で12億9千万ドルの赤字で、2002年の35億1千万ドルから大幅に改善した。
- 2004年1 月22 日
日本航空システムは2005年2月にオープンする中部国際空港からパリ、バンコク、釜山線をそれぞれ週7便運航すると発表。
- 2004年1 月22 日
サウスウエスト航空は2003年通年での業績は最終損益で前年の2億4100万ドルから4億4200万ドルに増益、売上も前年の55億ドルから7.5%増収の59億ドルだった。
- 2004年1 月22 日
国際航空輸送㈱セスナ172PJA3875が調布飛行場を離陸し飛行中、10時29分頃甲府市美咲町2丁目16-13の駐車場内に墜落した。死傷者:搭乗者、機長他2名計3名死亡。機体の損壊等:大破。
- 2004年1 月22 日
東レは次期中型旅客機「B7E7」計画具体化に伴い、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)増産のため今年度の設備投資し、アラバマ州のCFRP子会社の東レ・カーボ ンファイバーズ・アメリカ(CFA)社に1ラインを増設する。
- 2004年1 月22 日
日本航空システムはグループ会社の日本アジア航空を、4月1日付で完全子会社化すると発表した。現在はグループ内の日本航空が日本アジア航空株式の90%を保有している。
- 2004年1 月22 日
イラク復興支援のため、航空自衛隊輸送航空隊本隊第1陣110人が午後4時半すぎ、名古屋空港から政府専用機で出発した。
- 2004年1 月22 日
この冬一番の寒波で大雪となった日本海側の各地や、積雪があった九州地方では航空機の欠航や列車の運休が相次いだ。
- 2004年1 月22 日
日本航空の全額出資子会社ジェイエア(広島市)は、4月から「札幌=山形」路線を日本エアシステムから移管して運航、また「名古屋=山形」路線を2往復から1往復に減らす。
- 2004年1 月23 日
低コスト航空会社のエアートラン・エアウェイズは2003年通年での業績は最終損益で1億50万ドルの黒字だった。
- 2004年1 月23 日
アメリカ・ウエスト航空は2003年通年での業績は、最終損益で5700万ドルの黒字だった。
- 2004年1 月23 日
欧州宇宙機関(ESA)は火星上空を周回している探査機「マーズ・エクスプレス」が、火星の南極で氷の存在を確認したと発表した。
- 2004年1 月23 日
ノースウエスト航空は2003年通年での業績は最終損益で、2002年の7億9800万ドルの赤字から、2億4800万ドルの黒字となった。売上は94億9千万ドルから約1.1%増益の95億1千万ドル。
- 2004年1 月24 日
NASAの無人火星探査車2号機のオポチュニティーが、米太平洋時間午後9時(日本時間25日午後2時すぎ、火星のメリディア二台地への着陸に成功した。
- 2004年1 月24 日
イラク復興支援を担う航空自衛隊の本隊104人は、クウェートの「アリ・アル・サーレム空軍基地」に政府専用機で到着した。
- 2004年1 月27 日
日本飛行機はエアバスA380型機用水平尾翼端を初出荷した。
- 2004年1 月27 日
日本人初の熱気球による太平洋横断に挑戦する冒険家2人を乗せた熱気球「天の川2号」が午前5時半すぎ、栃木市泉川町の永野川緑地公園を飛び立った。熱気球は同日夜、宮城県金華山の東方沖約1500キロの太平洋に着水し太平洋横断に失敗。
- 2004年1 月27 日
文科省は米国の衛星製造会社「スペースシステムズ・ロラール社」の経営破たんで納入が遅れている次期気象衛星について、約15億円を同社に追加で支払い、3月に衛星を受け取ることで合意した。
- 2004年1 月27 日
ユナイテッド航空は2003年通年での業績は最終損益で、2002年の32億1千万ドルの赤字から、28億1千万ドルの赤字に改善した。売上は前年比約3.9%減収の、137億2千万ドル。
- 2004年1 月28 日
EUは日本を含む域外の航空会社の安全対策がずさんな場合、域内での運航を全面的に禁止することができる法案に合意したと発表した。
- 2004年1 月28 日
関西国際空港会社の村山敦社長は記者会見で、減便が続く国内線強化のため、外国の航空機が関西=羽田間などを飛べるよう海外の航空会社や国に要請する考えを示した。海外の航空会社が国内線を運航することは航空法で原則禁止されているが、特区などの例外措置を政府に要請する。
- 2004年1 月28 日
ボンバルディア・エアロスペースは、 米アリゾナ州の航空会社メサ・エア・グループから計20機のCRJ小型ジェット機の確定注文を受けたと発表した。受注総額は約6億3700万米ドル。
- 2004年1 月28 日
アトランティック・コースト航空、2003年通年の業績は、最終利益で前年の3929万ドルから8280万ドルへ、売上で前年の7億6052千万ドルから8億7641万ドルと、増収増益となった。
- 2004年1 月29 日
三菱重工業名古屋航空機システム製作所は、 防衛庁契約本部関係者出席の下、 T-2/F-定期修理最終号機の完納式を実施した。
- 2004年1 月29 日
アラスカ航空は2003年通年の業績は最終損益で、前年の1億1860万ドルの赤字から、1720万ドルの黒字となった。売上は、前年の22億2000万ドルから24億4840万ドルと増収になった。
- 2004年1 月29 日
低コスト航空会社のジェットブルー・エアウェイズは2003年通年で最終利益が、2002年の5490万ドルから、1億390万ドルの増益となった。
- 2004年1 月29 日
ロシア航空宇宙局は、国際宇宙ステーションへの物資補給を目的としたプログレス補給船をソユーズロケットにより、日本時間1月29日 20時58分、バイコヌール宇宙基地から打ち上げた31日ISSとドッキングする予定。
- 2004年1 月29 日
NASAの火星探査車スピリットが送信再開。
- 2004年1 月30 日
IATAは2003年の国際線の旅客輸送量は前年比で2.4%減少したと発表した。新型肺炎(SARS)と、イラク戦争が上半期に大きく影響した。
- 2004年1 月30 日
ボーイング社は2003年通年での業績は最終利益が、2002年の4億9200万ドルから6億9800万ドルの増益に、売上は541億ドルから505億ドルに約7%の減収となった。
- 2004年1 月30 日
東京航空局はエアシンベックスから申請の航空運送事業(国内定期)を許可した。事業計画では、6月3日から函館=帯広間を1日3往復の旅客輸送を行う計画。
- 2004年1 月31 日
米火星探査車オポチュニティーが火星表面への移動に成功した。
- 2004年2 月1 日
ブリティッシュ・エアウェイズ、エールフランスとコンチネンタル航空は、1日と2日の欧州=北米およそ10便を、「安全上の理由」から欠航することを決めた。
- 2004年2 月2 日
アメリカン・トランス航空は2003年通年の業績は最終損益で、前年の1億6930万ドルの赤字から、2040万ドルの赤字に改善した。
- 2004年2 月3 日
シンガポール航空、エアバス社最新鋭機(A340-500型)を投入し、定期直行便では世界最長の飛行距離となるシンガポール=ロサンゼルス線(約1万4000キロ)の運航を開始した。飛行時間は往路が16時間、復路は18時間30分。
- 2004年2 月3 日
エミレーツ航空(アラブ首長国連邦)は世界最長の航続距離を誇るエアバス最新鋭機A340-500(258席)を日本発着便では初めて関西=ドバイ路線に導入し、関空で機内を公開した。
- 2004年2 月4 日
欧州連合はライアンエアに対して、ベルギーのシャールロア空港に乗り入れるにあたり地元の公共団体などから受け取った補助金1500万ユーロの内、約400万ユーロを返還するように命じた。
- 2004年2 月4 日
全日空2004年3月期連結決算は、売上高が前期比0.2%増の1兆2180億円とほぼ前期並みで、経常損益は140億円の黒字(前期は172億3600万円の赤字)、最終損益も175億円の黒字(同282億5600万円の赤字)を確保する見通し。
- 2004年2 月9 日
NASAは、火星に着陸した無人探査車1号機スピリットが、火星上にあったフットボールほどの大きさの岩石の表面を、ロボットアームの先端に付けた器具で削り、小さな穴を開ける作業に成功したと発表した。
- 2004年2 月10 日
アラブ首長国連邦北部シャルジャ空港付近で、イラン南部キシュ島発シャルジャ行きイランのキシュ航空旅客機フォッカー50が同空港に着陸する直前に墜落、炎上した。乗員乗客46人中43人が死亡、残り3人の生存が確認された。
- 2004年2 月11 日
EUの欧州委員会はエールフランスとKLMオランダ航空の合併を1日当たり94の発着枠を放棄することなど条件付きで承認した。米司法省も同日、承認した。
- 2004年2 月11 日
東京税関のまとめによると、2003年に成田空港で取り扱った貨物は208万9000トンで、2002より14万7000トン、率にして7.6%増えた。これは昭和53年に成田空港が開港してから最も多く、貨物の取扱量が200万トンを超えたのは初めて。
- 2004年2 月12 日
2005年2月に開港予定の中部国際空港(愛知県常滑市)を運営する中部国際空港会社はB747型の着陸料として69万5200円をIATAに提示した。
- 2004年2 月12 日
2000年2月、函館発丘珠行きエアーニッポンYS11が札幌丘珠空港で着地後にオーバーランし乗客11人が軽傷を負った事故で、東署は業務上過失傷害の疑いで、事故機の機長(39)を書類送検した。
- 2004年2 月15 日
ライアンエアは座席のリクライニング機能やシート・ポケットを廃止、手荷物は機内持ち込みに限るなど、更にサービスを削減することを明らかにした。座席を簡素化し、ブラインドをなくすことで、機内清掃の時間を短縮、機材の稼働率を向上させるとしている。
- 2004年2 月16 日
英国のサンデー・タイムス紙は、ブリティッシュ・エアウェイズは3月末の通年度業績で、欧州路線が過去7年間で初めて収支が均衡する見込みになったと報じた。
- 2004年2 月16 日
ホンダと航空機エンジン大手の米ゼネラル・エレクトリック(GE)はホンダが開発した小型ジェット機用のターボエンジン「HF118」の商業化に向け、共同事業を進めることで基本合意したと発表した。
- 2004年2 月18 日
H2Aロケット6号機の打ち上げ失敗原因となった大型補助ロケットの実物を使った初の地上燃焼試験種子島で行われた。ノズル内側の耐熱材の耐熱性測定が目的。
- 2004年2 月18 日
日本航空システムは兼子動社長が会長に就任し、新町敏行副社長が社長に昇格する人事を正式発表した。同社は合わせて、4月から社名を「日本航空」に変更する。初代の日本航空インターナショナル社長には、羽根田勝夫日本航空社長(61)日本航空ジャパン社長には、日本エアシステム出身の小松原光雄会長(66)が就く。
- 2004年2 月18 日
米国の火星探査車スピリットは、土壌調査のため地表を掘る作業に入った。
- 2004年2 月19 日
高知空港2500m滑走路共用開始。
- 2004年2 月20 日
JALUXは東京証券取引所の承認により、3月1日より東京証券取引所市場第一部に上すると発表した。
- 2004年2 月21 日
ロシアの宇宙関連企業「エネルギア」の宇宙船設計担当者は宇宙と地球を何度も往復できる新型の宇宙船が早ければ2010年にも就航するとの見通しを示した。2000年から取り組んでいる新型宇宙船「クリッパー」(仮称)は6人乗りで、約10日間の宇宙飛行が可能。
- 2004年2 月25 日
千葉県議会は羽田空港の再拡張問題に限定して全員協議会を25日開催したが、各会派は出席した航空局の宿利航空局次長などに対し、「騒音の共有化が不十分」として、飛行ルート案の再検討を改めて強く求めた。
- 2004年2 月25 日
ルフトハンザ航空の2003年通年の決算によると、営業収入は160億ユーロ、2002年比6.0%減、営業利益は、前年比95・8%減の3600万ユーロ、純損益は9億8400万ユーロ(約1350億円)の赤字に転落した。2002年は、7億1700万ユーロの黒字だった。
- 2004年2 月26 日
三重県で陸自航空学校(同県小俣町)のヘリコプタ2機が空中衝突した事故で、墜落現場の状況から、飛行中に2機の主回転翼の先端が接触して飛行不能となり、垂直方向に墜落した可能性が高いことが分かった。
- 2004年2 月27 日
日本飛行機が、航空機の修理点検事業で水増し請求をしていた問題で、防衛庁は、過払い額を約86億円と確定、遅延損害金や違約金などを含め、約123億円の返還を同社に求めた。同社は即日、全額を国庫に返納した。
- 2004年2 月27 日
アイルランド国営のエアー・リンガスは、約100人の希望退職者を募ることを明らかにした。エアー・リンガスは2001年9月の米国でのテロ事件後、6500人の従業員の約4割を削減し、現在の従業員数は4000人以下となっている。大幅な人件費の削減などでエアー・リンガスは、2002年には黒字化している。
- 2004年2 月28 日
NASAは米国と欧州共同の無人土星探査機カッシーニが、7月に予定されている土星到着を前に撮影し、これまでで最も鮮明な土星の写真を公開した。
- 2004年2 月223 日
午前9時55分ごろ、三重県鳥羽市の青峰山(標高336メートル)上空で陸上自衛隊明野駐屯地航空学校(同県小俣町)所属の対戦車ヘリコプタ(AH-1S)2機が接触し、2機とも山中に墜落した。4人の搭乗者のうち2人の死亡が確認された。2機は隊員の操縦資格取得のため、低空飛行の訓練中だった。死亡したのは同じヘリに乗っていた機長と訓練生。別のヘリの機長と訓練生は打撲や骨折のけが。
- 2004年3 月1 日
鹿児島県の徳之島空港で1月、日本エアシステムのMD81型機の左主脚が折れた事故で、国土交通省は着陸450回ごとに主脚の検査を実施することをJASに指示する耐空性改善通報を発行した。
- 2004年3 月2 日
NASAは当地の本部で記者会見を行い、火星探査車2号機のオポチュニティーによる主に岩石の調査により、火星にはかつて水が存在していたとの結論に達したと発表した。
- 2004年3 月2 日
欧州宇宙機関(ESA)は、南米のフランス海外県ギアナにあるクールー宇宙基地から、すい星無人探査機「ロゼッタ」を積んだ大型ロケット「アリアン5」を打ち上げ、予定の軌道に乗せることに成功した。
- 2004年3 月2 日
大韓航空2003年業績は、旅客2150万人、貨物177万トンを輸送、売り上げは6兆1800億ウォン(5776億円)、最終損益が2411億ウォン(約225億円)の赤字だった。
- 2004年3 月3 日
自衛隊のイラク復興支援で航空自衛隊はC130輸送機によるクウェートのアリ・アル・サーレム空軍基地からイラク南部ナシリヤ近郊のタリル空港へ、初めての物資空輸を行った。「初荷」は陸上自衛隊派遣先のイラク南部サマワへの医療支援物資など計2トン。