タイムトラベル(空の歴史)

2000

  • 2003年10 月30 日

    一般用の電子部品が宇宙の極限環境でも使えるか調べる日本の宇宙実証衛星(SERVIS)1号機が30日午後4時43分、ロシアのプレセツク宇宙基地から打ち上げられ、衛星はほぼ予定通りの軌道に投入された。同衛星は、無人宇宙実験システム研究開発機構が、今後2年間運用する。

  • 2003年10 月31 日

    午前10時半ごろ、栃木県茂木町檜山のサーキット場「ツインリンクもてぎ」で、曲芸飛行中の軽飛行機スホイSU26型機(RA282K)が墜落した。機体は大破し、ロシア人男性パイロットが全身を強く打って重傷。

  • 2003年10 月31 日

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)の山之内秀一郎理事長は記者会見し、電力不足で通信が途絶した世界最大級の環境観測技術衛星「みどり2」の復旧は極めて困難と述べ、運用断念を明らかにした。

  • 2003年10 月31 日

    全日空の03年9月中間連結決算によると、イラク戦争と新型肺炎の影響で国際線を中心に旅客数が落ち込み、売上高は前年同期比2.2%減の6083億円、営業利益も同3.1%減の144億円となった。ただ大幅なコスト削減により最終損益は205億円の黒字となった。

  • 2003年11 月1 日

    5時間滞空や長距離飛行など数々の記録を残した学生航空連盟(五島登会長)の名滑空機「H-32」が修復され、埼玉県大利根町の読売大利根滑空場で20年ぶりの“現役復帰”を果たした。

  • 2003年11 月1 日

    エアーニッポンネットワーク(A-net)が伊丹-高知線に1日5往復で就航した。ANAグル ーブとして初めて最新鋭ターボプロップ機DHC8-400型機(通称:Q400型機、74席)を投入する。

  • 2003年11 月5 日

    10時45分那覇空港の北北東約12海里の1200フィート上空で同空港に着陸しようとしていた日本航空933便ボーイング747型機に別の固定翼ジェット機が異常接近(ニアミス)しTCASのRAが発生し、降下回避した。

  • 2003年11 月5 日

    米航空宇宙局(NASA)は1977年に打ち上げた惑星探査機ボイジャー1号が人工物体としては初めて太陽系の端に到達したと発表した。

  • 2003年11 月5 日

    全日空は国内線貨物定期便を1日1往復、羽田=札幌(新千歳)間に就航させた。午前1時すぎ、貨物室に宅配便など約14-17トンの貨物を積み込んだB777-300型旅客機が、羽田と新千歳の両空港をそれぞれ離陸、午前3時ごろ定刻で到着した。

  • 2003年11 月6 日

    日本航空システムと全日空は30日から運航する羽田=韓国・金浦空港間チャーター便のダイヤと運賃を国土交通省に申請、7日発売する。JALが10時羽田発=金浦着12時25分、全日空が11時05羽田発-13時30分金浦着(04年1月末まで)、運賃は両社ともエコノミークラスの往復で9万5700円。

  • 2003年11 月6 日

    全日空の大橋洋治社長は大阪市内で記者会見し、関西国際空港が2007年に第2滑走 路の供用開始を目指していることについて、「現滑走路を有効活用してからにすべき だ」と語り、第2滑走路の建設を急ぐべきではないとの考えを示した。

  • 2003年11 月11 日

    JR東日本の大塚社長は11日の記者会見で、12月に開業から1周年を迎える東北新幹線、「はやて」について、東京=青森駅間のJRと航空の旅客輸送シェアが、開業前の4対6から7対3に逆転したと述べた。

  • 2003年11 月12 日

    日本貨物航空は05、06年度にかけて米ボーイング社の大型貨物専用機「B747-400F」3機を導入する計画を発表した。導入時期は05年秋までに2機、06年度に1機を予定しており、近くボーイング社と正式契約を結ぶ。

  • 2003年11 月12 日

    ボーイングは05年からの2年間にボーイング737を30機輸出することで中国当局と正式契約したと発表。米ゼネラル・エレクトリックがエンジンを供給する。内訳は、中国国際航空がB737-700型5機、海南航空がB737-800型8機、山東航空がB737-700型3機とB737-800型4機、 深セン航空がB737-900型5機、アモイ航空がB737-700型5機となっている。

  • 2003年11 月13 日

    日本トランスオーシャン航空は04年3月期中間決算を発表した。営業収益は、旅客単価が下落したものの、過去最高の旅客数により、前年同期比2.6%増の210億2300万円。営業費用を前期並みに抑えたため、経常利益は75.1%増の11億5700万円、中間利益は113.2%増の6億3500万円となった。

  • 2003年11 月13 日

    日本航空システム03年度中間期連結決算が最終損益で575億円の赤字となった。イラクでの戦争やSARS感染の影響で、国際線旅客数が前年同期と比べ34%減少した。

  • 2003年11 月13 日

    小口貨物の航空輸送を手掛けるオレンジカーゴ2つの定期路線のうち羽田=長崎便の運航を17日以降、一時休止する。機長の人数が足りず、このままでは2路線を維持できないと判断した。

  • 2003年11 月14 日

    日本アジア航空上期はSARSによる影響を受け、営業収入が前年度比58%減の170億3,900万円となった。営業費用は同75%減の198億8500万円で、営業損益は前年度の28億4200万円の黒字から一転し、28億4,600万円の赤字に、経常損益も同じく前年度の25億6000万円の黒字から29億6,900万円の赤字となった。

  • 2003年11 月14 日

    日本航空システム04年3月期連結業績予想を下方修正した。売上高は2兆320億円から1兆9750億円(前期比5.2%減)に、経常損失は220億円から500億円(前期は158億4000万円の黒字)に、最終損失は430億円から650億円(同116億4500万円の黒字)になる。

  • 2003年11 月14 日

    国土交通省航空局は20日から、山田航空路監視レーダーにおいて、我国で初となる新型二次監視レーダー・SSRモードSを運用開始する予定。SSRモードSではTCAS(航空機衝突防止装置)・RA(回避指示)情報を管制卓に表示できるもので世界初となる。

  • 2003年11 月19 日

    第2次小泉内閣が発足した。

  • 2003年11 月22 日

    イラク駐留米軍当局者はバグダッド国際空港上空で同日朝、国際宅配大手DHLの輸送機がミサイルによる攻撃を受け翼の先端が欠けた状態で翼を炎上させながら着陸したが、けが人はなかった。

  • 2003年11 月24 日

    米ボーイングは次世代旅客機「7E7」の開発で、三菱重工業、川崎重工業、富士重工業3社と、計35%の生産分担比率を決めた。担当する部位は三菱重工の主翼のほか、川崎重工が前胴部、主脚格納部、主翼固定後縁、富士重工が左右主翼と胴体をつな ぐ中央翼など。

  • 2003年11 月25 日

    今秋に現役を引退した英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)保有の超音速旅客機コンコ ルド7機のうち1機が、恒久展示のためニューヨーク市マンハッタン西岸のイントレピッド海洋・航空・宇宙博物館に寄贈され、搬入式典が行われた。

  • 2003年11 月28 日

    成田発台北行き日本アジア航空(JAA)のジャンボ機が2月、飛行中にエンジン部品のファンブレードが折れてエンジンカバーを貫通、急きょ那覇空港に着陸したトラブルで、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は「ブレードの金属疲労が原因」とする調査報告書をまとめた。

  • 2003年11 月29 日

    05年2月の中部国際空港開港後、小型機中心の運営を目指す名古屋空港について、県と名古屋市、地元2市1町などは外国籍航空機に対する規制を緩和する「開国!国際ビジネス機特区」構想を政府に提案した。

  • 2003年11 月29 日

    中部アフリカ・コンゴ民主共和国(旧ザイール)からの報道によると、同国北部ボエンデ郊外で離陸直後のアントノフ26小型機が墜落し、コンゴ人乗客22人全員が死亡した。

  • 2003年11 月29 日

    情報収集衛星2基が午後1時33分、宇宙航空研究開発機構の種子島宇宙センター (鹿児島県)からH2Aロケット6号機で打ち上げられた。しかし大型補助ロケットを分離できず、約10分後に地上からの指令で爆破され、打ち上げは失敗した。

  • 2003年11 月30 日

    都心に近接した東京・羽田空港と韓国・ソウル市の金浦空港を結ぶ直行便がスタートした。日本航空と全日空、大韓航空、アシアナ航空が1日1往復ずつ運行する。

  • 2003年12 月1 日

    石川島播磨重工業、タービンブレードやディスクなどの航空機エンジン回転部品の小ロット生産のため、精密加工速度を3-4倍に高めた5軸マシンニングセンターを開発、同社田無工場に設置した。

  • 2003年12 月1 日

    ボーイングはフィル・コンディット最高経営責任者(CEO)兼会長の辞任を発表した。同社は商用機分野が低迷している上、米空軍からの受注をめぐるスキャンダルが発覚し ていた。新CEOには、元最高執行責任者(COO)で同社をいったん退社したハリー・ストーンサイファー氏が就任する。

  • 2003年12 月1 日

    国土交通省が発表した航空輸送データによると、本年度上半期(4-9月)の国内線輸送人員(100席以下の小型機などを除く)のシェア(占有率)で、日本航空グループが49.1%で首位となり、国内で首位を続けてきた全日空(47.8%)を追い抜いたことが分かった。

  • 2003年12 月2 日

    日本航空グループの旅行会社、ジャルパックの梶明彦社長は北京市内で記者会見し、同社が全額出資した「日航国際旅行社 (中国)」が1日開業したと発表した。中国国内で外資が全額出資した旅行会社の設立は初めて。

  • 2003年12 月3 日

    石川島播磨重工業 欧州エアバスが開発中の次世代超大型旅客機「A380」向けの主要エンジン部品、シャフトをGEに初出荷した。

  • 2003年12 月3 日

    ホンダのホンダジェット軽ビジネスジェット機初飛行。

  • 2003年12 月4 日

    道内地方都市間コミューター、エアァシェンペクスは、国土交通省東京航空局に定期航空運送事業許可申請を提出し、正式に受理された。双発プロペラ機のメトロ2型(19人乗り)1機を使用し、帯広=函館間来年6月3日から1日3往復する計画

  • 2003年12 月4 日

    北海道国際航空(エア・ドウ)は04年3月期の中間決算を発表した。営業収益前年同期比37.3%増の83億600万円、営業利益9億1100万円、経常利益7億8900万円、中間純利益2億1900万円。通期見通しは営業収益174億8700万円、営業利益10億5300万円、経常利益9億3100万円、当期純利益3億5300万円。

  • 2003年12 月6 日

    午後零時5分ごろ、宮崎県都城市梅北町の草地で、エンジン付きハンググライダーで飛行中の三重県松阪市の谷口祐二さん(48)が失速、 高さ40メートルから落下して全身打撲で死亡した。

  • 2003年12 月8 日

    JALUXはJASトレーディングとの合併統合を受けて、04年1月から国内空港店舗名を「BLUE SKY」に統一するとともに、航空旅客を対象としたダイレクトメールによる通販力タログ販売の一元的運営に着手する。

  • 2003年12 月8 日

    民事再生手続き中のエア・ドゥは債務の弁済について、第一回の弁済期限の04年3月に当初予定の2倍の約2億6千万円を弁済する方向で調整に入った。これにより3年間の弁済計画を1年間短縮し、04年度末までには完済して、再生手続きを終了できる見通しとなった。

  • 2003年12 月9 日

    シンガポール航空は、格安航空会社「タイガー・エアウェイズ」を設立。シンガポール航空が49%、ライアンエアが16%出資し、2004年下期中に運航を開始する計画。シンガポールでは同じく2004年に、格安航空会社「ヴァリューエア」が就航予定。

  • 2003年12 月9 日

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は日本初の惑星探査機「のぞみ」の主エンジンを逆噴射して火星の周回軌道に投入する作業を試みたが主エンジンが復旧せず、「のぞみ」による火星観測を断念した。

  • 2003年12 月9 日

    カタール航空はドバイ・エアーショーの記者会見場にエアバス社と同席し、A340型2機とA380型2機を確定発注、A340型8機分とA380型2機分をオプション契約したことを明らかにした。

  • 2003年12 月9 日

    エミレーツ航空はドバイ・エアーショー会場内で記者会見場し、エミレーツ航空が追加発注したエアバス380型23機の搭載用に米国のエンジン・メーカー2社が共同開発しているGP7200型エンジン101基(1億から1億5千万ドル相当)を採用することを明らかにした。

  • 2003年12 月11 日

    スカイマークエアラインズは03年10月期の業績予想を下方修正した。経常損益は予想から1億4000万円悪化して5億7000万円の赤字になる見通し。当期損益も7億9000万 円の赤字と、1億5000万円悪化する。04年10月期の経常利益は10億円と初の通期黒字を目指す。また羽田空港で国際線を運航できる深夜早朝を活用し、現行のソウル線に加え中国の上海周辺にも参入する計画。

  • 2003年12 月11 日

    エアバスはマレーシア航空の親会社であるPMBと6機のエアバス380受注で正式に契約を交わした。引渡しは2007年から開始。

  • 2003年12 月11 日

    東京高裁は日本航空が93年、組合の同意なしで乗務員の連続勤務時間を延長(交代要員のない長時間乗務の上限を9時間から11時間に延長)に対する日本航空乗員組合所属の43人の訴訟で一審の東京地裁判決を支持し、組合の主張をみとめ、日航側の控訴を棄却した。

  • 2003年12 月12 日

    羽田空港に4本目の滑走路を造る再拡張事業に伴う地元負担問題で、 県、横浜、川崎の3県市は計300億円を国に無利子貸し付けすることで合意した。負担割合はそれぞれ約100億円。東京都も約1000億円を資金協力する。

  • 2003年12 月12 日

    関西経済連合会の秋山喜久会長は関西空港の利用拡大を後押しするため、関西財界として独自に航空会社の設立を検討していることを明らかにした。(共同通信)

  • 2003年12 月15 日

    広島に原爆を投下したB29爆撃機エノラ・ゲイの完全復元機など約80機を一堂に集めた米スミソニアン航空宇宙博物館新館(バージニア州シャンティリー)が開館した。エノラ・ゲイの案内板は、性能と原爆投下の事実だけを記した説明文のまま変更されずに公開された。(読売新聞)

  • 2003年12 月15 日

    米ロサンゼルス郊外のレッドランドで横浜市の日本人男性の操縦するヘリが訓練飛行中道路に墜落し、男性は死亡した。

  • 2003年12 月16 日

    ニュージーランドの運輸事故調査委員会(TAIC)は3月12日にシンガポール航空の286便(B747-400型機)がオークランド空港を離陸する際、 胴体後部を滑走路に接触させた事故で、原因を運航乗務員の過失とする、調査報告書を公表した。報告書は、事故機が機体重量を誤って100トン少ない条件で離陸速度を計算、151キロ・ノットのところ を123キロ・ノットで離陸、機首を通常より4.0度高く引き上げていた。

  • 2003年12 月16 日

    ホンダは小型ジェット機「ホンダジェット」を開発し、自社製エンジンを搭載して飛行実験を開始した。今後の航空機製造の事業化は未定としているが、創業者の故本田宗一 郎氏が62年に宣言して以来、ホンダの夢だった飛行機開発が、実現した。「ホンダジェット」は全長12.50メートル、全幅12.20メートル、高さ4.02メートルで、パイロットを含めた定員6-8人乗りのビジネス用の小型機で、ホンダが独自開発したジェットエンジン2基を主翼の上に搭載している。(朝日新聞)

  • 2003年12 月16 日

    総務省は国土交通省に対し、ハイジャックを想定した訓練を実施していない空港が約6割に上っているとして、具体的な訓練の指針を策定し、各空港管理者に示すよう勧告した。

  • 2003年12 月17 日

    航空医学研究センターは第3回加齢乗員医学適性委員会を開催し、加齢乗員の年齢上限を63歳から65歳まで引き上げる問題について検討した結果、65歳まで航空運送事業に従事する加齢乗員を認めることで意見の一致を見たことが明らかになった。

  • 2003年12 月17 日

    米国のライト兄弟が世界で初めての動力飛行に成功してから100周年の17日、初飛行の舞台となった米ノースカロライナ州キティホークのライト兄弟記念公園で記念式典が開かれ、同兄弟の複葉機「ライトフライヤー」を復元した飛行機が再現飛行に挑戦したが機体は持ち上がらず、水たまりに突っ込んでストップ。

  • 2003年12 月17 日

    台湾の行政院衛生署(保健庁)は台北の40歳代の男性が新型肺炎SARSの陽性反応を示したと発表した。この男性は、軍関係の予防医学研究所に勤務。

  • 2003年12 月18 日

    新明和工業は4月にロールアウトした「救難飛行艇(US-1A改)試作1号機の初飛行に成功したと発表した。初飛行は同日正午に、神戸市六甲アイランド沖で実施され、離水から約10分の飛行後、無事着水し終了した。

  • 2003年12 月18 日

    フェデラル・エクスプレス社が運航するMD10型貨物専用機がメンフィス空港への着陸時に右の主脚が破損し、滑走路から逸脱、右側のエンジンが火災を起こし、胴体右側が火災により消失し、大破した。

  • 2003年12 月19 日

    航空自衛隊小牧基地でC130輸送機、 ラク派遣に備えて空色に塗り替えられた。

  • 2003年12 月19 日

    スカイマークエアラインズは井上雅之社長が退任し、後任にインターネットプロバイダ一の「ゼロ」会長で、スカイマークの筆頭株主の西久保慎一氏が就任するトップ人事を正式に発表した。来年1月28日開催の株主総会後の取締役会で決議し就任する。

  • 2003年12 月19 日

    欧州宇宙機関(ESA)の火星探査機「マーズ・エクスプレス」の運航を担当する英当局者は火星の約300万キロ手前で着陸船「ビーグル2」の分離に成功したと発表した。ビーグル2は25日に火星への着陸を試みる。

  • 2003年12 月19 日

    ブッシュ米大統領はリビアが9カ月にわたる米英両国との交渉の結果、核化学、生物兵器などすべての大量破壊兵器の廃棄を約束し、国際機関による即時、無条件の査受け入れるに合意したとの声明を発表した。

  • 2003年12 月19 日

    国内航空各社は年末年始期間(12月26日~1月7日)の空の便の予約状況をまとめた。国内線の予約数は前年同期比4.3%減の361万1000人にとどまっているが、国際線は同8.8%増の39万1000人と好調。

  • 2003年12 月19 日

    石破防衛長官は19日朝、イラク復興支援特別措置法に基づく自衛隊のイラク派遣に向け、陸上、海上、航空の3自衛隊に派遣準備命令を出した。空自には、先遣隊40数人をクウェート、カタール両国に26日以降に派遣するよう命令した。

  • 2003年12 月20 日

    H2Aロケット6号機の打上げ失敗で、文部科学省は早ければ04年11月に予定されていた宇宙航空研究開発機(JAXA)の技術試験衛星8型(ETS8) の打ち上げを05年度にするなど、3衛星(ETS8のほか、超高速インターネット衛星と月周回衛星)の打ち上げ延期を明らかにした。

  • 2003年12 月21 日

    ロシア航空宇宙局のゴルブノフ報道官は宇宙へのハネムーンを計4000万ドル(約43億円)で請け負う方針を明らかにした。ロシアは米国のスペース・アドベンチャー社と提携、1人2000万ドルの宇宙観光を既に募集しているが、今回1回に1人の制限を取り除くことになった。

  • 2003年12 月21 日

    米政府は米国でのテロ発生の危険度を色で表す指標を、黄色(相当の危険)からオレ ンジ(最も危険な状態を示す赤に次ぐ)へと1段階引き上げた。

  • 2003年12 月22 日

    国土交通省は来年4月1日以降に羽田空港を出発する国際線の利用客から、空港施設使用料を徴収すると発表した。金額は成田空港と同額で、12歳以上の大人が2040円、2歳以上の子供が半額の1020円。

  • 2003年12 月22 日

    ロシアの大型ヘリコプタ、ミルMi-38が初飛行。

  • 2003年12 月22 日

    川口外相とウズベキスタンのサファエフ外相は航空協定に署名した。日・ウズベク間では、暫定的にタシケント=成田、関西空港間で週1便ずつ運航されていたが、協定締結でさらに各1便ずつ増便される。

  • 2003年12 月23 日

    エア・カナダは同社役員会が会社再建後の出資者として、最終的に香港のチュリニティー社からの提案を受け入れることを決め、ニューヨークの企業買収会社、サーベー ラス社の提案を拒否することを明らかにした。

  • 2003年12 月23 日

    米司法省は01年9月の米同時テロの犠牲者遺族のうち、訴訟を起こさず政府の補償金を受ける遺族が、予想を上回る全体の95%に達したことを明らかにした。

  • 2003年12 月23 日

    大韓航空はボーイング社とB777-200ER型9機(15億ドル相当)の購入契約を結んだことを明らかにした。引渡しは2005年6月からで、米国西海岸への路線に投入するとして いる。

  • 2003年12 月24 日

    フランス政府首相府は米国連邦政府から信頼できる保安上の懸念が伝えられたことから、エールフランスはクリスマス期間の24日と25日、パリ=ロサンゼルス線で予定していた6便を運休すると発表した。(ロイター)

  • 2003年12 月24 日

    イラクでC130輸送機を使った人道支援物資などの空輸を行う航空自衛隊が愛知県の小牧基地で、派遣部隊の編成結団式を行った。

  • 2003年12 月24 日

    富士重工業は04年度、宇都宮製作所(宇都宮市)で、米エクリプス・エビエーションが開発する6人乗り双発小型ジェット機への主翼供給体制を整える。ライン生産を前提に、英企業が特許を持つ摩擦攪拌接合の技術を導入し、2月にも設備投資額を決め、計画を具体化する。

  • 2003年12 月24 日

    石川島播磨重工業は中国初の国産ジェット旅客機「ARJ21」に搭載される米ゼネラル・エレクトリック(GE)製エンジンの開発に参加すると発表した。石播の分担率は約30%。今後20年間で約1000億円の売上を見込む。開発に加わるのはGEがARJ21向けに独占供給する「CF34-10A」。

  • 2003年12 月25 日

    欧州宇宙機関(ESA)の探査機マーズ・エクスプレスは午前4時前(日本時間同日正午前)、火星の周回軌道に入った。しかし、生命探査を目的に、ほぼ同時に火星大気圏に突入した着陸機ビーグル2からは、着陸成功を知らせる信号が届かず、同機は行方不明となった。

  • 2003年12 月25 日

    西アフリカベニン南部コトヌーで午後(日本時間同日深夜)、ベイルート行きのボーイング727型旅客機が離陸に失敗し、墜落した。同便はレバノン人経営の航空会社によるチャーター便で、乗客141人が搭乗していた模様で少なくとも80人以上が死亡したと伝えた。

  • 2003年12 月25 日

    貨物専門航空会社のオレンジカーゴ(ORJ、名古屋市)と業務提携したスカイネットアジア航空の貨物取り扱い第1便がスイートピーなど花等1.5トンを載せ宮崎から羽田へ飛び立った。

  • 2003年12 月26 日

    名古屋空港で94年4月、乗員乗客264人が死亡した中華航空機墜落事故で、犠牲者の遺族ら236人が中華航空とエアバス社に総額196億円の損害賠償を求めた訴訟で、名古屋地方裁判所の筏津裁判長は中華航空に約50億円の支払いを命じる判決を下した。エアバス社に対する訴えは、機体に欠陥があったとは認められないとし棄却した。

  • 2003年12 月26 日

    イラク復興支援のため派遣される航空自衛隊輸送航空隊の先遣隊が成田空港からクウェートとカタールに向け出発した。イラク復興支援特別措置法に基づく初めての自衛隊派遣となる。

  • 2003年12 月26 日

    日本航空システムは総合職として新卒者を対象に事務系・客室系60名程度、技術系10名程度の合計70名程度を、グループ持株会社である日本航空システムにて採用する05年度採用計画を決定した。

  • 2003年12 月27 日

    イラク派遣に備えた航空自衛隊先遣隊の第1陣約10人が27日早朝(日本時間同日午後)、活動拠点となるクウェートに到着した。別の先遣隊約10人もカタールに入った。最終的に40数人となる残りの先遣隊員も今後、順次現地入りする。

  • 2003年12 月30 日

    中国ハルビン航空のH425中型ヘリコプタが初飛行

  • 2004年1 月1 日

    インドとパキスタン間の直行航空便が丸2年ぶりに再開され、初便となるラホールから のパキスタン航空機がニューデリーに到着した。

  • 2004年1 月1 日

    11970年代初頭、超音速旅客機コンコルドの共同開発をフランスと進めていた英政府 は、日本航空に同機を発注させるため、田中角栄首相(当時)に英仏首脳連名の書簡を直接送って圧力を掛けていたことが解禁された英公文書で明らかになった。

  • 2004年1 月1 日

    午後4時20分ごろ、徳之島空港で、鹿児島発徳之島行きの日本エアシステム(ハーレクインエア受託運航)979便MD81型機(JA8297、乗客163人、乗員6人)が着陸した際、左の主脚が折れて機体が傾き、滑走路に左主翼が接触した。

  • 2004年1 月1 日

    日本航空システムグループの航空関連流通サービスを担当するJALUXとジェイエイエストレーディング(JTR)2社は統合し、29空港、新店名「ブルースカイ」95店舗を運営する新「JALUX」が発足した。資本金25億5800万円、事業見通し売上高851億6800万円。

  • 2004年1 月1 日

    ブリティッシュ・エアウェイズは安全上の問題を理由にロンドン=ワシントン間のBA223便の運航を中止した。

  • 2004年1 月2 日

    イラン南東部バムで起きた大地震の国際緊急援助活動として、被災住民への援助物資を積んだ航空自衛隊小牧基地(愛知県)のC130輸送機計2機が1、2の両日、バム北西約200キロにあるケルマンの空港に相次いで到着した。援助物資は毛布、テント、ビ ニールシートなど数トンで、赤新月社に引き渡された。

  • 2004年1 月2 日

    NASAは無人探査機「スターダスト」が米東部時間の午後2時40分(日本時間3日午前4 時40分)ごろ、火星と木星の軌道間にある「ビルト2すい星」の核(氷の塊)から約240キ 口地点を通過し、核を取り巻くちり(微粒子)の採取に成功したと発表した。

  • 2004年1 月3 日

    富士重工業は自社ブランドの定員6-8人のビジネスジェット機を開発する方針を明らかにした。2010年にもアメリカで販売を開始する計画。

  • 2004年1 月3 日

    火星の表面を移動し、水が存在した証拠を探るNASAの無人探査車「スピリット」が米太平洋時間午後8時35分(日本時間4日午後1時35分)、火星に着陸、周囲の写真撮影に成功した。

  • 2004年1 月3 日

    ルフトハンザドイツ航空は大阪(関西空港)=フランクフルト線に、民間機としては世界最長の胴体を持つ、エアバス社のA340-600型機を就航させた。全長 75.3メートル、345人乗りで、これまで最長だったボーイング社のB777-300型機(全長73.9メートル)を上回る。

  • 2004年1 月4 日

    エジプトのチャーター機エジプトの民間航空会社「フラッシュ航空」所有のボーイング737型機 (カイロ経由でパリ行き)がシナイ半島南端の保養地、シャルムエルシェイクを 離陸した直後、紅海上に墜落し、乗客乗員計148人全員が死亡した。

  • 2004年1 月5 日

    紅海で3日墜落した旅客機を所有していたエジプトの民間航空会社「フラッシュ航空」は、2002年10月にスイス当局が実施した機体の抜き打ち検査で、同国の航空安全基準を満たせず、以降スイス上空の飛行や離着陸を禁止されていたことが明らかになった。

  • 2004年1 月6 日

    徳之島空港で日本エアシステムのMD81の主脚が折れた事故に関連し、別のMD81、1 機でも主脚に小さな亀裂が見つかっていたことが分かった。同社は同型式の主脚を使 っているMD81とMD87系17機の検査を順次進めており、問題がないことを確認するまで飛行を中止する。

  • 2004年1 月6 日

    アリアンスペース社は、JSAT社からデジタル通信衛星2機の打ち上げを受注したと発表した。現在軌道上にあるN-STARaの交代機となるJCSTA-9衛星と、将来調達する衛星1機で、JCSTA-92005年末にアリアン5ロケットで打ち上げられる予定。JCSTA-9は、米・ロッキード・マーチン社製の通信衛星。