タイムトラベル(空の歴史)

1980

  • 1983年11 月17 日

    航空審議会が航空機乗員の健康管理制度の改革について長谷川運輸相に答申、内容は (1)航空会社の嘱託医と国の指定検査医の分離 (2)航空身体検査証明ほかを目的とした第三者機関の設立、など

  • 1983年11 月18 日

    徳島空港がジェット化、東亜国内航空の羽田~徳島線にDC9-41就航

  • 1983年11 月18 日

    女性として初の極点通過世界一周飛行に挑戦した米国のブルック・ナップ、ガルフストリームⅢで南極点(11.16)に続き北極点を通過し、ロサンゼルス空港に帰着

  • 1983年11 月20 日

    米国アリゾナ州上空で自家用パイパー・チェロスキーの操縦士が機内で急死、このため副操縦席の78歳の女性が民間航空パトロール隊の指示で操縦、ルーク空軍基地に着陸

  • 1983年11 月21 日

    「サリュート7号」に5ヶ月近く滞在しているソ連の宇宙飛行士2人が地上帰還準備を開始、宇宙船ソユーズT9に乗り移る

  • 1983年11 月27 日

    コロンビア・アビアンカ航空のパリ発ボゴタ行きB747(乗客乗員190人)がスペイン・マド リード空港近くに墜落し炎上、179人が死亡

  • 1983年11 月28 日

    スペースシャトル「コロンビア」の打ち上げ。機内での宇宙酔い実験に成功するも、東大宇宙研究所の粒子加速器による人口オーロラ実験(SEPAC)は、不具合のため失12.8 帰還 (STS-9;10日7時間47分)

  • 1983年11 月30 日

    タイのバンコク空港で日本航空のアテネ発成田行きDC10のタイヤ7本がパンクする事故発生、乗客250人は脱出シュートで機外へ脱出

  • 1983年12 月1 日

    日米英独伊5カ国エンジンメーカーによるジェットエンジン「V2500」の共同開発計画、始動。 合併会社インターナショナル・アエロ・エンジンズ (IAE)を設立し開発作業に入る予定

  • 1983年12 月1 日

    航空事故調査委員会、長崎空港で長崎航空のセスナ172が墜落(1982.11.3)した事故原因について「直前に着陸した大型ジェット旅客機(A300)の後方乱気流に巻き込まれた」と事故報告書を発表

  • 1983年12 月1 日

    宇宙開発事業団、1988年搭乗予定の米NASAスペースシャトル利用の第一次材料実験(FMPT) 実験操作のための宇宙飛行士(PS:ペイロードスペシャリスト)を公募(~1984.1.31)

  • 1983年12 月7 日

    東京都環境影響評価審議会、運輸省と東京都から出されていた羽田空港の沖合移転のための埋め立てと沖合展開工事の環境影響評価書案について「おおむね妥当」と都知事に答申

  • 1983年12 月7 日

    スペインのマドリード・バラハス空港滑走路上でイベリア航空のB727(乗客乗員93人)とアビアコ航空のDC9(乗客乗員42人)が衝突、両機の乗客乗員93人が死亡

  • 1983年12 月15 日

    日米航空交渉、コンチネンタル航空の成田~グァム線、日本航空北回り欧州線の成田~アンカレジ間旅客輸送で合意

  • 1983年12 月16 日

    高知空港がジェット化、全日空の羽田~高知線にB767就航

  • 1983年12 月21 日

    日米合同委員会で米軍訓練空域「R-129」の変更に合意、 羽田~釧路、羽田~帯広線の短縮が可能になる

  • 1983年12 月24 日

    日本航空のDC8が羽田~札幌線を最終フライト、国内線から引退

  • 1983年12 月29 日

    関西国際空港を国、地方公共団体、民間企業の三者で出資の特殊会社で建設するこが決まる

  • 1984年1 月9 日

    東証ダウ株価、初の1万円台

  • 1984年1 月12 日

    日本貨物航空が32億円に増資、同時に英文名を「ニッポン・カーゴ・エアラインズ(日本貨物航空)」に変更

  • 1984年1 月17 日

    B737-300の1号機がロールアウト

  • 1984年1 月20 日

    「ひまわり2号」、撮影用ミラーが元に戻らなくなり、気象庁と宇宙開発事業団は「ひまわり1号」への切り替え作業を行い、1984年迄使用することに

  • 1984年1 月23 日

    宇宙開発事業団、初の実用放送衛星(BS-2a)「ゆり2号a」をN-Ⅲロケット5号機で打ち上げ成功。2.15 東経110°に静止化

  • 1984年1 月25 日

    レーガン米大統領、年頭一般教書で、米国は今後10年以内に恒久有人宇宙基地を建 設すると声明

  • 1984年1 月26 日

    IATAは1983年輸送実績ランキングを発表、日本航空は国際線輸送実績で1位に

  • 1984年1 月26 日

    羽田空港沖合移転のための基礎工事始まる

  • 1984年1 月29 日

    中国が実験用通信衛星(SW-1)を初の長征3号ロケットで打ち上げ(第3段故障のた め、衛星のアポジモータは低高度で点火し、静止化ならず)

  • 1984年2 月2 日

    日本航空が国際線運航30周年

  • 1984年2 月3 日

    命綱なしの初の宇宙遊泳に挑戦する宇宙飛行士5人を乗せたスペースシャトル「チャレンジャー」を打ち上げる(2月11日に初の打上げ場に帰還)

  • 1984年2 月3 日

    ロールス・ロイス社製RB211エンジン装備のB757が初飛行

  • 1984年2 月3 日

    米ゼネラル・エレクトリック社と英ロールス・ロイス社、民間航空機(大型旅客機)用ジェ ット・エンジンの共同生産計画を発表

  • 1984年2 月3 日

    米NASA、スペースシャトル「チャレンジャー」打ち上げ。2.7 マカンドレス、スチュワートの両飛行士、人類初の命綱なしの宇宙遊泳に成功(EVA)。2.9 2回目の命綱なしの宇宙遊泳
    2.11 ケネディ宇宙センター内の専用着陸滑走路(45、000フィート)に初着陸(STS-41B;7日23時間17分)

  • 1984年2 月5 日

    島根県隠岐島を飛びたった神田道夫の熱気球「オーロラ号」(総重量480kg)が飛行記録419kmの中量級世界記録を達成して長野県飯田市の山林に着陸

  • 1984年2 月8 日

    宇宙開発事業団、宇宙飛行士の募集に対して531人の応募者があった旨、宇宙開発委員会に報告

  • 1984年2 月12 日

    スカイフェスティバル'84、群馬県館林飛行場で開催

  • 1984年2 月14 日

    宇宙科学研究所、第9号科学衛星(EXOS-C)「おおぞら」をM-3S型ロケット4号機で打ち上げ成功

  • 1984年2 月15 日

    米国のブルック・ナップ、「アメリカン・ドリームⅢ号」で45時間32分53秒の世界一周早回り記録を達成して出発地のワシントン・ナショナル空港に到着

  • 1984年2 月16 日

    宇宙開発事業団、「ゆり2号u」を東経110度の赤道上空3万600kmに静止させることに成功

  • 1984年2 月20 日

    米イースタン航空、同社パイロット組合が同社株式の25%を取得する条件で20.1%の 賃金引き下げに応じたことを明らかにする

  • 1984年2 月23 日

    宇宙開発委員会が宇宙開発政策大綱を改定、(1)昭和66年度を目標にH-Ⅱロケットを開発 (2)今後15年間に約50個の実用衛星を打ち上げる (3)米国の宇宙基地計画に積極的に参加する、など宇宙実用化時代を提唱

  • 1984年2 月23 日

    ソ連 2.21に打ち上げた自動貨物宇宙船プログレス19号サリュート7号=ソユーズ10号とのドッキングに成功

  • 1984年2 月27 日

    海上自衛隊岩国基地所属のPS-1対潜飛行艇(12人乗り組み)が伊予灘に墜落。 3人死亡、9人行方不明

  • 1984年2 月28 日

    ICAO航空委員会、大韓航空機撃墜事件で迎撃のソ連空軍機パイロットは国際的に定められた正しい措置をとらなかったとする結論発表

  • 1984年2 月29 日

    アメリカン航空、マクドネル・ダグラス社MD80を167機(オプション100機)発注

  • 1984年2 月29 日

    英バージン・アトランティック航空、ガトウィック~ニューアーク間を99ポンドで営業許可申請

  • 1984年3 月1 日

    ブラニフ航空が定期運航を再開

  • 1984年3 月5 日

    欧州宇宙機関(ESA)、インテルサット5号F8を乗せたアリアン型ロケット8号機を打ち上げ、静止軌道への投入に成功

  • 1984年3 月12 日

    運輸省航空局の石井首席安全監察官、衆議院予算委員会で在日米軍が沖縄空域で 「空中戦技量評価装置」(ACMI)のための訓練空域を求めている問題で「合意済み」 と答弁

  • 1984年3 月14 日

    航空自衛隊が新しく配備するC-130H輸送機2機が小牧基地に到着

  • 1984年3 月15 日

    三菱重工、川崎重工、富士重工の3社、YXX 開発でボーイング社と了解覚書を締結

  • 1984年3 月16 日

    ロサンゼルス・オリンピック組織委員会のピーター・ユベロス委員長、ソ連チャーター便のロス乗り入れなどで米国務省の承認が得られたことを発表

  • 1984年3 月18 日

    富山空港がジェット化、全日空の羽田~富山線にB737就航

  • 1984年3 月26 日

    三菱重工、T-2 CCV実験機を防衛庁に引き渡す

  • 1984年3 月27 日

    エルアル・イスラエル航空のB767が大西洋(モントリオール~テルアビブ間)を無着陸横断、同機の営業用飛行としては初めての試み

  • 1984年4 月2 日

    中日本航空と浜松市の聖隷福祉事業団などによるわが国民間初の「日本救急ヘリコプター」が発足

  • 1984年4 月3 日

    ソ連、ソユーズT11号を打ち上げ。宇宙船内には初のインド人宇宙飛行士が搭乗

  • 1984年4 月5 日

    千葉県下総町議会が成田空港2期工事促進を決議、これにより同空港周辺14市町村と千葉県議会の促進決議が出揃う

  • 1984年4 月6 日

    ソ連の航空機設計者オレグ・アントノフ没、78歳

  • 1984年4 月6 日

    米NASA、スペースシャトル「チャレンジャー」、5人の宇宙飛行士を乗せて打ち上げ(シャトル通算11回目)。4.10 カナダのロボットアームを用いて1回目の故障衛星回収作業。4.12 太陽活動観測衛星(SMM) を修理し、宇宙空間で初めて人工衛星の修理に成功。4.13 帰還 (STS-41C;6日23時間40分)

  • 1984年4 月7 日

    日米、牛肉・オレンジ輸入割当交渉2年半ぶりに妥結

  • 1984年4 月8 日

    中国、長征3号ロケット2号機で実験用通信衛星(STTW-1)打ち上げ。1.29の失敗のあと2度目で成功

  • 1984年4 月10 日

    米国政府、日本からミクロネシア地域へのチャーター便の就航を認める方針を明らか にする

  • 1984年4 月19 日

    全日空、B767のオプション契約分15機について、白紙に戻す方針を明かにする

  • 1984年4 月20 日

    ロンドン・ヒースロー空港の荷物受け取りホールで爆弾が爆発、ホールにいた乗客ら23人が負傷

  • 1984年4 月20 日

    米FAA、MU-2の安全性に関する調査を開始(過去9年間に32機が墜落、90人死亡)

  • 1984年4 月26 日

    環境庁と運輸省が航空機騒音対策の達成状況を公表、これによると基準を達成した空港は釧路、熊本の2空港のみ

  • 1984年5 月3 日

    放送衛星「ゆり2号a」(1984.1.23 打ち上げ)の放送用中継器が故障、一系統のみとなる

  • 1984年5 月4 日

    米NASA、スペースシャトルに搭乗する民間人(ペイロードスペシャリスト)の募集要項を発表

  • 1984年5 月5 日

    香川県小豆島の向井功製作の水上飛行機が同島から三重県熊野市沖まで250kmの 飛行に成功、手作り機の日本最長記録達成

  • 1984年5 月12 日

    パンアメリカン航空、大阪~ハワイ線から撤退

  • 1984年5 月12 日

    プロスキーヤーの只野直孝、カンチェンジュンガの7800m地点からハンググライダーによる飛行に成功(高度世界記録)

  • 1984年5 月12 日

    宇宙開発事業団、米国の宇宙基地計画に参加するための「宇宙基地参加基本構想」 をまとめる

  • 1984年5 月12 日

    NHK.、衛星テレビ放送開始

  • 1984年5 月14 日

    大韓航空機撃墜事件の日本人遺族会、26人の犠牲者に対し計27億円の損害賠償を求める要求書を大韓航空に提出

  • 1984年5 月18 日

    日本飛行船事業が運航するスカイシップ500飛行船、成田空港で組み立て後初飛行

  • 1984年5 月24 日

    航空宇宙技術庁研究所、STOL機「飛鳥」の初飛行はエンジンに不具合が生じたため1985年秋に延期すると発表

  • 1984年6 月1 日

    エンブラエルAMX原型機がテスト飛行中墜落

  • 1984年6 月1 日

    静岡地検、航空自衛隊ブルーインパルス墜落事故(1982.11.14) で、当時の編隊長塚原公悦三佐を起訴猶予処分

  • 1984年6 月6 日

    東京地検、日航機羽田沖墜落事故(1982.2.9)で、事故機の片桐清二機長は不起訴、日本航空本社は起訴猶予処分

  • 1984年6 月13 日

    運輸省、全日空のハワイ向けチャーター便を認可

  • 1984年6 月19 日

    西独ミュンヘンでギュンター・ロチェルトとホルガー父子のチームが人力機で1マイルの “8の字飛行”に成功

  • 1984年6 月20 日

    宇宙開発事業団、次世代H-Ⅱロケットを二段式の液体酸素・水素ロケットとする基本構想をまとめる(世界で初の全段水素ロケット)。 7.1 H-Ⅱロケットの型態諸元を発表

  • 1984年6 月21 日

    那覇空港で航空自衛隊のT-33ジェット練習機が離陸に失敗して消波ブロックに激突・ 炎上、乗員1人が死亡

  • 1984年6 月23 日

    成田空港、国際線旅客5000万人を突破

  • 1984年6 月25 日

    英国のロイズ保険協会、大韓航空と同社機保険担当の東洋火災保険に対し、大韓航空機の再保険料率を7月から250%引き上げることを通告

  • 1984年6 月27 日

    運輸省、パイロットの身体検査や航空医学の研究を行うための財団法人航空医学研 究センターの設立を認可

  • 1984年6 月30 日

    三菱グルーブ、宇宙基地利用研究会を設立。これに続いて三井グループの宇宙基地研究会、住友グルーブ、丸紅(7.17)、日商岩井も (11.16)に次々とスタート

  • 1984年7 月2 日

    エアランカ航空、スリランカ~成田線を開設

  • 1984年7 月3 日

    米フロリダ航空、会社更生法の適用を申請

  • 1984年7 月25 日

    米中両国、中国の航空機産業育成について合意、 実行計画に調印

  • 1984年7 月25 日

    ソ連、7.17に打ち上げた「ソユーズT12」に乗込み、7.18「サリュート7号」とドッキング移乗して、宇宙飛行2回目のスベトラーナ・サビツカヤは、女性初の宇宙遊泳(EVA)に成功

  • 1984年7 月27 日

    米海軍、マクドネル・ダグラス社に対してF/A-18の垂直尾翼の欠陥を改めない限り機体受け取りを拒否すると通告

  • 1984年7 月31 日

    明石市上空で取材中の毎日新聞社と大阪エアウェーズの2機が空中接触のため壁落、乗員3人が死亡

  • 1984年8 月1 日

    BAe146が訪日デモフライト、8.3 まで鹿児島、奄美空港で実施

  • 1984年8 月2 日

    インド・マドラスの国際空港税関ホールで爆弾が爆発。 ホールの乗客9人死亡

  • 1984年8 月3 日

    運輸省が災害時用ヘリコプター輸送ネットワークの整備を決定、全国の市町村にヘリポート適地指定を計画

  • 1984年8 月3 日

    宇宙開発事業団、静止気象衛星「ひまわり3号」をN-Ⅱロケット6号機で打ち上げ成功。8.16 赤道上空3万6000キロ、東経140度の静止軌道投入に成功

  • 1984年8 月5 日

    バングラディッシュのビーマン航空F27がダッカ空港で着陸に失敗して墜落、邦人旅行客を含む乗客乗員49人全員死亡

  • 1984年8 月13 日

    韓国政府、中国民航機乗っ取り犯6人の刑執行を停止、台湾へ強制追放

  • 1984年8 月14 日

    B727の最終1832号機、フェデラルエキスプレス向け727-200がロールアウト