飛行機と遊ぼう


飛行機の各部位の名称と用語集


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飛行機の構成(部位品)


飛行機の構成

航空用語集


A
aeronaut
エアロノート
気球操縦者。
aeronautical chart
エアロノーティカル・チャート
航空図。
航空のために作られた地図。航空図には空港、地面の標高、目標、空域の名称、航路や、そのほかにも、航空に役立つ情報が掲載されている。航空図は最新情報を取り入れるため定期的に改訂される。
airfoil
エアフォイル
翼、動翼。
空気の中を通り抜けるとき上向きの力などを得るように空気力学的に工夫した形状のことで、ウィング(主翼)、ラダー(方向舵)、エルロン(補助翼)あるいはローター・ブレード(回転翼)などがその例。
aerodynamics
エアロダイナミックス
空気力学、航空力学。
空気の動きと空気中を移動する物体にかかる力を扱う科学の一部門。
aileron
エルロン
補助翼。
主翼外側にヒンジで取り付けられ、主翼の後縁を形づくる操縦翼面で、ロールの制御とウィングを旋回させるため傾ける制御を行う。
angle of attack
アングル・オブ・アタック
迎え角。
航空機の胴体とウィングとの角度を航空機の実際の飛行経路との関係で言い表す専門用語。アルファともいう。(およそ10度を超える)高迎え角をハイ・アルファと呼ぶ。
angle of incidence
アングル・オブ・インシデンス
取り付け角。
迎え角は飛行中に変化するのに比べ、取り付け角は航空機の設計によって決まり変化しない。翼は、航空機の縦軸に対し一般に小さな角度で取り付けられる。
aspect ratio
アスペクト・レシオ
アスペクト比、縦横比。
ウィングの長さと幅(コード)の間の比率。(多くのジェット機のような)短い幅広翼は低いアスペクト比を持ち、(グライダーのような)長くて狭い翼は高いアスペクト比を持つ。
ATC
エイ・ティー・シー
(エア・トラフィック・コントロール)
航空交通管制。
航空交通を空港などから管理するシステム。地上の航空交通要員が双方向通信を用いて航空機乗員との間で空港周辺の航空機の安全な流れを維持させ、また、空港間の経路上で航空機に指示を与える。
attitude
アティチュード
姿勢。
水平線、相対風あるいは飛行の方向などの基準との関係から得る航空機の3つの主要な軸(縦軸、横軸、垂直軸)の状態把握。通常は航空機の機首と水平線との間の関係、例えば、機首が水平線より「高い」とか「低い」とかの関係をいう。
C
canard
カナード
先尾翼機、先尾翼。
カナードには2つの意味がある。通常後方にある水平安定板が主翼より前方に取り付けられた航空機のこと、および、前方の水平安定板のことをいう。航空機の中には従来の尾翼の水平安定板に加えてカナードを持つものもある。
composite
コンポジット
複合材料。
通常はガラス繊維あるいは炭素繊維のような類似ガラス繊維材料の層から作られるある種の構造をいう。この材料がコンポジットと呼ばれる。
D
digital-fly-by-wire
デジタル・フライ・バイ・ワイヤ
操縦席から航空機の飛行制御機器までの(ケーブルと滑車による)機械的連結に取って代わる、電線が電子信号を伝達する飛行制御システム。これらの電気・電子信号によって操縦士は"電線による飛行"(フライ・バイ・ワイヤ)が出来ることになった。デジタルとしたのはフライ・バイ・ワイヤ装置の中にはアナログ計算機が使われるものがあるのに対し、システム内でのデジタルコンピュータ入力を意味するためである。略号はDFBW。
drag
ドラッグ
抗力。
空気中における機体の移動に対する抵抗。滑らかな表面は、荒い表面より、抵抗が少ない。
E
elevator
エレベータ
昇降舵。
通常尾部の水平尾翼に取り付けられピッチを制御するために使われる。普通、機首を上げたり下げたりして、機首の姿勢を変える。
elevon
エレボン
エレボンは主翼の後縁にあってピッチとロールを制御する。左右一致して作動すること(双方が上、あるいは双方が下)でエレベータの機能を果たす。左右別々に作動すること(一方が上、他方が下)でエルロンの機能を果たす。
F
fin
フィン
Vertical Stabilizer の別名。(Vertical Stabilizer の項を参照)。
flaps
フラップ
下げ翼。
ヒンジ、回転軸、あるいは滑り出し式のエアフォイルまたは板(あるいはそれらの組み合わせ)で、通常主翼の後縁に位置する。主翼の揚力を増加させるよう、あるいは、航空機の低速飛行特性を改善するよう、設計されている。
flight controls
フライト・コントロール
飛行制御。
空気中の飛行経路を制御する航空機の操舵面。
flight plan
フライトプラン
飛行計画。
航空管制に対して口頭または文書にて伝達される航空機の飛行予定に関する情報。
flight instruction
フライト・インストラクション
操縦指示。
FAA(連邦航空局)の操縦教育資格を有する教官から発せられる、航空機内および地上での指示。
fly-by-wire
フライ・バイ・ワイヤ
digital-fly-by-wireの項を参照。
fuselage
ヒュースレージ
胴体。
航空機の主要構造物であって、これに主翼、後部ユニットなどが取り付けられる。
G
G またはg
ジー
重力加速度。重力あるいはその効果を表す記号。
加速中の物体のストレス計測の単位、あるいは、航空機や操縦士にかかる「荷重」としても使われる。荷重は飛行から発生する遠心および空気力学的なもので通常gと表現され、たとえば、航空機に対する7gとは航空機の重量の7倍の荷重を意味する。
glider
グライダー
滑空機。
力を得るためにエンジンを使用しない航空機。グライダーは、一般に、最大の揚力と最小の抗力を得るために(動力航空機に比べて)長くて幅の狭い主翼を持つ。高い揚抗(グライド)比が、飛行機が下降するにつれ、水平に、より長い距離を飛行させる。ソアラーと呼ばれる高性能グライダーは、平均的動力航空機がエンジンを使わずに滑空できる距離の6倍以上の距離を滑空できる。
H
hangar
ハンガー
格納庫。
航空機を格納する建物。
helicopter
ヘリコプター
回転翼航空機。
動力で駆動するローターで空中に浮かぶ(空気より重い)航空機。ローターは同時に水平方向の推進力も作り出す。ロータークラフトともいう。
horizontal stabilizer
ホライズンタル・スタビライザー
水平安定板、水平尾翼。
おおまかに言うと、尾部に設置された翼。しかし、超音速機の多くはピッチ制御のため水平安定板全体が動く。
hypothesis
ハイポセシス
仮説。
ハイポセシスとは課題に対する仮説、あるいは、事実に基づき実験や観測によって実証できる説明。実験の結果によりハイポセシスを支持するか支持しないかの証拠がでる。
I
inlet
インレット
通常は、ジェット・エンジンに空気を導入する取り入れ口。
International Phonetic Alphabet
インターナショナル・フォネティック・アルファベット
国際音声アルファベット。
英文字と数字を識別する用語システム。このシステムは国際的合意を経てつくられたもので、用語は全ての言語背景を持つ人々に発音しやすいよう選ばれている。
L
lift
リフト
揚力。
航空機の飛行経路に直角に生じる空気力学的な力の総量。航空機が定常平飛行の時、揚力は航空機の重量に等しく、方向は逆。翼が揚力を作る。
lifting body
リフティング・ボディー
揚力胴体。
主翼の変わりに機体の形状を利用して揚力を生じさせる航空機
M
Mach number
マック・ナンバー
マッハ数。
航空機の速度(真速度)を飛行高度の温度での音の速度で割った値。おおまかに、音の速度に置き替えた速度のことで、たとえば、マッハ1は音の速度、マッハ2は音速の2倍。
meteorologist
メテオロロジスト
気象予報士、気象予報官。
大気の物理的特性を扱う科学の一分野である気象の知識を備えた人員。気象学は天候状態の発生と変化を扱う。
N
NACA(National Advisory Committee for Aeronautics - 全米航空諮問委員会)の略号、NASAの前身。(1915 年から1958 年まで)
NASA(National Aeronautics and Space Administration - 航空宇宙局)。
O
ornithopter
オーニソプター
羽ばたき機。
羽ばたく翼を使用して自機を空中に浮かべる飛行機。
P
pitch, pitch attitude
ピッチ、ピッチ・アティチュード
おおまかに、航空機の機首と水平線がなす角度。
機首のピッチは水平飛行との関係で「アップ」あるいは「ダウン」となる。航空機の飛行経路との関係でいう主翼の角度であるアングル・オブ・アタックとは異なる。
R
ramjet
ラムジェット
機械的なコンプレッサーを持つことなく、特有の形状をした、両端が開いているチューブあるいはダクトから構成されるジェット・エンジンの一種。燃焼に必要な空気はエンジンの前進する動きによってダクトの中に押し込められ、圧縮される。
roll
ロール
航空機の縦軸を中心にする回転。
航空機はロールとヨーを制御して旋回する。旋回は旋回の方向にウィングを「ロール(回転)」させることで始まる。旋回が確立すると、回転動作は停止する。旋回の逆の方向へのロールは旋回を停止するために使われる。
rotors
ローター
回転翼。
ヘリコプターで使用されるエアフォイルで、高速で回転させることで揚力および推力を得る。
rotor blades
ローターブレード
回転翼。
ローターと同意。
rotary wing aircraft
ロータリー・ウィング・エアクラフト
ロータークラフトとも呼ばれる。
(空気より重い)航空機で、回転するエアフォイル(回転翼)を使い揚力を作る。
rudder
ラダー
方向舵。
ヨー(横への動き)の一次操縦面。ラダーは通常航空機の尾部に設置された垂直安定板の後縁にヒンジで取り付けられている。
runway
ランウェイ
滑走路。
航空機の離陸と着陸のために使われる地表面。
S
shock wave
ショック・ウェーブ
衝撃波。
航空機が音の速度を超えて飛行するとき、丁度ボートのへさきの波のように空気の分子を押すことでショック・ウェーブを作り出す。ショック・ウェーブは圧縮された空気の分子の円錐状のものを作り出し、それが外側に、後方に、全方向に動き、また、地面にまで拡がる。 
solar-powered aircraft
ソーラー・パワード・エアクラフト
太陽電池航空機。
パスファインダーのような太陽電池航空機は光起電性電池を使って太陽のエネルギーを電力に変換し、航空機を駆動する電気モーターに供給する。
sonic boom
ソニック・ブーム
衝撃音。
航空機が音速を超えて上空を飛ぶとき、地上で聞こえる雷のような音。空気圧力の、ショック・ウェーブの通過にともなう突然の変化が原因。
stall
ストール
失速。
翼面から空気の流れが分離することによる、あるいは、エアフォイルの周りの空気の流れが擾乱を起こしたことによる、エアフォイルが揚力を失う飛行状態。通常、不十分な飛行速度、過度のアングル・オブ・アタックの結果発生する。
straight-wing
ストレート・ウィング
胴体にほぼ直角なウィング。
supersonic
スーパーソニック
超音速。
音速より速い(海面高度で時速約1,200km)。
swept-wing
スウェプト・ウィング
後退翼、前進翼。
胴体に対して、目で見て明らかに後方(後退翼)あるいは前方に(前進翼)向けて取り付けてある主翼を意味する。航空機によっては飛行中に主翼を動かすことが出来るものもあり、このような主翼をヴァリアブル・スウィープ・ウィング(可変翼)と呼ぶ。
T
taxi way
タクシー・ウェイ
誘導路。
(主に航空機の移動のために使用される)滑走路とハンガー、ターミナルあるいはその他の空港内の場所を結ぶ空港の道路。
thrust
スラスト
推力。
航空機を前方に推進させる力。ロケットおよびジェット・エンジンの「パワー」は"pounds of thrust."(推進ポンド)で表わす。
tiltrotor
ティルトローター
着陸と離陸のために(ヘリコプターのように)水平配置になっているものから、水平飛行のために(飛行機のように)縦配置に角度を変えるローター。
ティルトローター航空機は、一般に、航空機のウィングの先端に取り付けられたティルトローターを持っており、飛行機とヘリコプターの特性を併せ持つ。
transonic
トランソニック
遷音速。
音の速度のやや上か下かの速度。
V
vertical stabilizer
バーティカル・スタビライザー
垂直安定板。
Vertical fin(バーティカル・フィン)、あるいは、fin (フィン)と呼ぶこともある。垂直あるいは少し傾斜して取り付けてある翼で、進路安定性を増すために通常尾部ないし主翼の先端にある。
W
weight and balance
ウェイト・アンド・バランス
重量重心。
航空機内の重量と重心位置を言う。重心とは重量が釣り合う点のこと。適切なウェイト・アンド・バランスは航空機の安全運航に欠くことができない。
wind tunnel
ウィンド・トンネル
風洞。
高速の風またはガスの流れが作られる管状構造あるいは通路。研究者は、航空機のエンジン、翼、ロケット(あるいはこれらの模型)などの物体を風洞の内部に置き、物体の周りの空気の流れや物体に加わる空気力学的な力を調査する。
wing loading
ウィング・ローディング
翼面荷重。
航空機の総重量を主翼の面積で割った値。割合に大きなウィングを持った航空機は"wing-loaded"(低翼面荷重)ということが出来、ジェット戦闘機のように小さなウィングを持った航空機は"fuselage loaded"(高翼面荷重)と言える。
winglet
ウィングレット
抗力を低減させるため主翼の先端上に取り付けられる、小さく、ほぼ垂直な翼。
wing warping
ウィング・ワーピング
航空機の主翼端にひねり(warping)を入れることにより、航空機のロールを制御する手段。ライト兄弟は初期のグライダーと最初の動力航空機にウィング・ワーピングを取り入れた。ウィング・ワーピングは、1910年以来大部分の航空機でエルロンが採用されたことで、使われなくなったが、その概念は、いまだ、将来の航空機への特殊な適用が出来るのではないかと考えられている。
yaw
ヨー
航空機が垂直軸まわりに回転する飛行状態。
ヨーイング(機首を左右に振る動き)は、旋回とは異なる。航空機はヨーによって横風を受けながらもまっすぐ飛行する。航空機は、常にその縦軸に平行に流れる風を受けながらも旋回時には湾曲した飛行経路となる。