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航空管制通信官



陸地から遠く離れた太平洋上では、管制官とパイロット間のやりとりに衛星が利用されることが多くなっています。現在、気象衛星ひまわり6号・7号として知られている運輸多目的衛星(MTSAT)には、航空管制のために用意されている機能があります。この宇宙空間にあるMTSAT本体と地上にある巨大なパラボラアンテナ等を含んだ設備の管理運用を行っているのが、航空衛星運用官(こうくうえいせいうんようかん)と呼ばれる人たちです。衛星本体の監視・制御を担当している航空衛星運用官にお話を聞いてみましょう。 航空衛星運用官

仕事の内容を教えてください。

MTSATは静止衛星といって、地上からみると常に同じ位置に静止しているように見える衛星です。実際には太陽や月の引力などの影響を受けるため、毎日少しずつ決められた位置から外れていきます。そこで、このズレを正しい位置に戻すために軌道を制御する操作を行います。このほかにもMTSATから送られてくるさまざまなデータを監視、解析し、常に衛星の状態を適切な状態に保っています。

航空衛星運用官になったきっかけはなんですか?

2005年からMTSATの運用が始まり、新しい航空管制のシステムが構築され興味を持ったことがきっかけです。このMTSATを使用した新たな管制システムは「飛行機と飛行機の間隔を短縮できる」、「便利な飛行ルートを設定できる」などの特長を持っています。航空衛星運用官になる前は、空港などで航空管制技術官の仕事をしていました。

業務上、心がけていることを教えてください。

衛星の運用は三人一組で行うチームプレーです。メンバーとは日頃からコミュニケーションをとるように心がけています。

どんなときに、やりがいや喜びを感じますか?

宇宙の過酷な環境においてはいつどのようなトラブルが発生するかわかりません。そのため、不測の事態に備えて日頃からさまざまな訓練を行っています。何度も訓練を繰り返し、改善点を見つけることにやりがいを感じます。

逆に、いちばんつらかったことは何ですか?

あえて挙げるとすれば衛星の説明書が英文だということです。翻訳版もありますが正確な意味を理解しようとするとやはり英文を解読しなければなりません。

どうしたら、航空衛星運用官になれますか?

航空保安大学校に入学して航空保安業務に関するさまざまな知識を身につけてください。卒業後、空港などでしばらく経験を積み航空衛星運用官を希望すれば衛星センターに配属されるチャンスがあります。なお、衛星運用をするためには国家資格や業務に必要な研修を受けることが必要となります。

最後に、中高生へメッセージをお願いします。

何事も日々の積み重ねが大切です。勉強に限らず、さまざまな分野において興味を持ち充実した毎日を過ごしてください。その結果として、将来してみたい仕事の選択肢のひとつとして航空衛星運用官を選んで頂ければ幸いです。

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