空の仕事

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バードパトロール



みなさんは「バードストライク」という言葉を聞いたことがありますか?「バード」は「鳥」で、「ストライク」は「ぶつかる」。つまり、バードストライクとは鳥と飛行機がぶつかることです。空港は、たくさんの鳥とたくさんの飛行機が行き交うため、このような衝突が起きてしまいます。特に海や川に近い空港は、より多くの鳥がエサを求めて集まるため、バードストライクも多くなります。
バードパトロール

このバードストライクは、日本国内だけで1年間に数100件も発生しています。ぶつかってしまった鳥がかわいそうなのはもちろんですが、実は飛行機にも大きなダメージになることがあります。特に、エンジンの中に吸い込まれたときや、操縦席の窓ガラスにぶつかったときはたいへんで、飛行を続けられなくなる場合もあります。海外ではバードストライクがもとで航空事故が起きたこともあります。

バードパトロール バードパトロールは、このバードストライクを防ぐために結成されたチームです。全国の主な空港に配備されていて(図1参照)、鳥たちが滑走路に近づかないように、広い空港を1日に何回もパトロールしています。

鳥を滑走路付近から逃がすには、散弾銃の空砲や競技用ピストルを使って大きな音を出すのが普通です。他にも、火と煙を出す花火みたいなものを使ったり、鳥の嫌いな音を出す装置を使ったりと様々な工夫をしています。鷹匠(たかじょう:鳥を操る人)とハヤブサで鳥を逃がす実験をしたこともありました。

もともと空を飛ぶようになっているのは鳥の方です。そこに人間が作り出した飛行機が割り込んだのですから、鳥と飛行機の安全を守るのは人間の仕事。みんなに優しい空港を目指して、バードパトロールは今日も広い空港をパトロールしています。